「どんな曲を練習したらいいですか?」
という・・・
曲の練習についての質問をよく受けます。
等等・・・
しかし、これではあまりにそっけないので、「曲を練習する、又は覚える」という事はどういう事か?「レパートリー」とは何か?
今回はそんなお話をします。
「One Size Fits All」
という言葉があります。
「どんな場合にもうまくいく方法」見たいな意味ですが、
実は、フランク・ザッパのアルバムのタイトルで、
「万物同サイズの法則」という邦題が付けられています。
私はレッスッンで生徒に、
「全ての物に一つを当てはめる」
「一つの物に全てを当てはめる」
というイメージで練習しましょう!と、いうアドバイスをする事があります。
あなたがコード・トーンを練習したかったら、
コード・トーンだけを使って
「酒バラ」を、
「枯葉」を、
「A列車」を・・・
練習する
あなたが枯葉を練習したかったら、
枯葉のコード進行を使って
「ベース・ライン」を、
「アプローチノート」を、
「コード・トーン」を・・・
練習する
と、いう風に「練習法と曲」を 練習の目的 として使う、という発想です。
「セブン・ポジションズ」「マイナス1の法則」「タラちゃん」「ちょっとアトキンス」「ベースライン&カンピング」「スネーク」「12アプローチ・ノート」「ジョー・パスごっこ」「メロディとルート」「ドロップ2」等等…
楽しそうでしょ???
そうする事によって自分が何をしてるか認識出来るし、「よし今日はアプローチ・ノートを使って10曲練習しよう!」という様に明確なプランが立て易くなります。
実際にOne Size Fits Allを使って練習プランを立ててみましょう。
練習法目線

あなたが「ベースライン&カンピング」をマスターしたいな〜と思ったら・・・
あなたが「タラちゃん」をマスターしたいな〜と思ったら・・・(タラちゃんはボサノバのテクニック)
あなたが「ひとりバンド」をマスターしたいな〜と思ったら・・・
と、いった具合にマスターしたいテクニックを、複数の曲にたいしてアプライしていくのです。
この時に「ついでに」コード進行も覚える様にします(始めは楽譜を見てそのうち見ない様にする)
曲目線

あなたがスタンダード曲 All The Things You Are のメロディをマスターしたいな〜と思ったら・・・
メロディを弾く為の練習法を複数用意して一つの曲にアプライします
あなたがスタンダード曲 How High The Moon のコード進行を覚えたいな〜と思ったら・・・
コード進行を表現する為の練習法を複数用意して一つの曲にアプライします
そのとおり
めんどくさいっす
エリック・クラプトンなんか一つのテクニックで全部の曲やっちゃうんですから〜
「ブルース」という・・・
そのくらい強力な武器を持っていたらオールオッケー👌なんです
でもあなたが「アドリブ」や「セッション」等、ジャズを嗜む枠を広げたいなーと思っているのでしたら、One Size Fits All を取り入れてみてもいいかもしれませんね。
「レパートリー」
あなたがどんな曲を演奏しようが聴いてくださる方々には何の関係もありません。
自分のオリジナル曲でも、カヴァー曲でも、あなたが演奏している曲はあなたのレパートリーなんです。
レパートリーとは「いつでも出来る演目」という意味です。
友達と話す時に「この話はいつも盛り上がる」ネタはありませんか?
いわゆる「すべらない話」です。
「レパートリー」とは「すべらない話」の事なんです。
我々一般人はお金をとってすべらない話をする事は無いのでピンと来ないかもしれませんが、
レパートリーとは、どこで脱線しても必ず元に戻って終われるくらい血肉になっている話(曲)、
完璧に把握している曲がレパートリーというわけです(当たり前ですが…)
私事ですが私が努めている大学の授業で「すべらない曲アンサンブル」という授業があるのですが、学生さん達に自分のレパートリーを身につけてもらう!というアイデアで始めたのですが、まあ皆さん覚えませんな・・・
あ、すいません愚痴ってしまいました・・・
勉強というのは暗記する事という押しつけを、小中高のときに散々やられてアレルギーになってしまってるのでしょうか?
好きだったら覚えるを通り越して、忘れられないと思うのですが?(ジャニーズ や BTS の名前全部言えるんでしょ?)(わたしも怪獣の名前全部言えます)
学校の先生も覚えさせるのではなく、忘れられない授業をすれば良いのにね?
嫌いな奴(曲)と長時間付き合うことは出来ません。
嫌な相方(曲)とステージに立つのは(演奏するのは)辛いでしょ?
故に、好きな曲を楽しく弾くことが最も好ましいレパートリーの習得法だと私はおもいます。
なんか書いてるうちに説教臭くなってきたので今日はこのへんで・・・
参考までにセッションでやるかもしれない曲のタイトルをここに記しておきますね。
スイング編〜
Autumun Leaves
All Of Me
All The Things You Are
Just Friends
The Day Of Wine And Roses
Satin Dall
Take The A Train
On Green Dolphin St
Alone Together
How High The Moon
Night & Day
Stella By Starlight
There Will Never Be Another You
There Is No Greater Love
Hane You Met Miss Jones
I Love You
I Remember You
Like Someone In Love
What is This Thing Called Love
etc....
ボサノバ&ラテン編〜
The Girl From Ipanema
Black Orpheus
Triste
Wave
St.Thomas
Blue Bossa
A Night in Tunigia
How Insensitive
Once I Loved
Meditations
Desafinado
No More Blues(Chega de Saudade)
Corcovado
etc....
ビバップ編〜
Confirmation
Donna Lee
Ornithology
Anthropology
Billies Bounce
Now's The Time
Yardbird Suite
Cherokee
Au Privave
Scrapple From The Apple
I Mean You
Well You Needn't
etc....
フュージョン、ファンク編〜
Sunny
Cantaloupe Island
Watermelon Man
Chicken
Feel Like Makin' Love
Isn't' She Lovely
Tell Me A Bedtime Strory
Spain
Red Baron
Mr. Clean
Cissy Strut
etc....
バラード編〜
Misty
But Beautiful
My One And Only Love
Georgea On My Mind
My Foolish Heart
Love Letter
Bewitched
Easy Living
My Funny Valentine
My Romance
Darn That Dream
Lament
I Should Care
You Don't Know What Love Is
ほんじゃまか〜
ちなみにクラシック・ミュージシャンはレパートリー主義です。
覚え込むまで弾き込んで落とし込みます・・・ご苦労様です。
この本はジャズバラードのレパートリーをクラシックギタリストに提案するものであります。





