最近もう完全にどっぷりはまってるので誰かと語りたいわけだけども、今のとこ知人友人にいないので小説読みそうな人に薦めてまわってるわけだけども。
アニメにもなってるから、アニメ見たことある、マンガ見たことある、名前だけ知ってるっていう友人は多々いるんだけども、違うのよ、ノベル版なのよ。
元々はわんさんラノベは読まない人でした。
普通の小説は子供のころからたくさん読んでました。
一番最初は、小学生の頃から剣道をやってたので、柳生十兵衛の小説読んだらなんか強くなれそうな気がして読んでみたところからなんだけど、まあ、小学生が読んで面白い小説じゃなかったし、剣豪が主人公の小説読んだところで剣道が強くなるようなことは無かったんだけども。
でも子供のころから家にパソコンがあって、ゲームで信長の野望とか三国志やってたら好きなキャラが主人公の小説読むようになって司馬遼太郎や陳舜臣とかすげえ読んでいろんな歴史作家の小説読んだし、銀河英雄伝説のゲームもあったから原作の小説読んで田中芳樹にはまって、たぶん田中芳樹の小説はだいたい持ってるし、そうやって読んでると小説読んでる友達からいろんなの薦められていろんなの読んだわけですよ。
そうなると、偏見なんだけどライトノベルはちょっと軽いような、それこそ昔は今とは逆でマンガの小説版みたいなイメージで敬遠してたのね。
だがしかし、最近ではライトノベルからマンガ化されてアニメ化されてってなって、今流行りの転生するやつはめちゃめちゃ人気でいっぱいあるじゃん?
ただ、転生するやつのマンガって結構打ち切りが多いわけですよ。
ウェブ小説で人気が出て、マンガ化すれば売れるからたくさんマンガ化されるんだけど、マンガ化された中で人気あるのと無いので淘汰されちゃうんだろうね。
だから、そういうのを読んで続きが気になるからウェブ小説を読んでみたわけですよ。
主に小説家になろうだけど。
そうすると、すげえ面白いのがいっぱいあるのね。
「悪役令嬢なのでラスボス飼ってみた」とか2周読んだよ。
もちろん普通の小説でも何周も読んだのはたくさんあるけども。
銀河英雄伝説何周読んだだろう。。。
でもそのくらいの世界観ができてる、っていうか転生するやつだと異世界そのものを作らないといけないから世界観とキャラクターとがかなりオリジナティが強くないといけないわけで、今たくさんある異世界をあきりきたりじゃないものにするのと、奥深くまで作り込んでなおかつそれを作中で絡めなきゃいけないっていうね、ものすごいセンスが必要なわけですよ。
あ、もちろんこのブログは酔っ払いながら書いてますとも。
好きなものは酔っ払って語るべし。
で、そういう世界観とキャラクターの点で、やっぱり「転生したらスライムだった件」は優れているし、こちらはマンガ版もアニメ版もすごく面白いのよ。
や、無職転生のマンガやアニメがダメと批判するつもりは無いの。
ただ、表現の主軸がね、無職転生の場合は小説ではキャラクターの心の中が大事なわけで、それを描く媒体としてマンガやアニメでは描ききれないわけですよ。
ストーリーとしても面白いからマンガ版でもストーリーは楽しめるんだけど、それじゃあロキシー先生の偉大さがわからんのじゃー
どのくらいの偉大さが表現されなきゃいけないかというと、スラムダンクなら安西先生、ダイの大冒険ならアバン先生、蒼き伝説シュートなら久保先輩くらい描かないといけないのよ。
ただ、それを表現しようとすると3倍くらいの誌面が必要になって、たぶんマンガ版の完結までに10年くらいかかる。
小説版は2012年から2015年までの3年間で、転生したらスライムだった件とかぶってるけどそれよりも早い時期から書いてる作品です。
リアルタイムでは全然知らなかったんだけど、小説家になろうの累計ランキングで2019年まで1位にいたらしい。
だから読んでる人が知人の中にいても良いと思うんだけどなー
やっぱ転生ものって主人公がチートですげえ強いから読んでて自分も優越感出るじゃん?
だからスライムだった件はちょっとピンチになるけど、ほぼ圧倒的に勝つし、主人公はモンスターだけど人間との友好と平和を目指していろんなことやってくわけで、そういう小説版の描き方がマンガでも上手く出てるし、アニメになったらスライムがぷにぷにしてなおかつ速え、っていうスピード感あるバトルをしてくれてるからどれで見ても良いわけよ。
ところが、無職転生では引きこもりニートだった主人公が前世の知識を残したまま異世界に赤ちゃんの状態から転生して、引きこもりの原因になった心の病みを抱えながらもせっかく転生したんだからこっちの世界でがんばろう、っていう話で、幼いころからがんばって魔術は最終的に天才になるけど子供の頃は大人相手に苦戦するし、ある程度成長してもほんとに強いヤツが出てくると苦戦したり負けたりするし、主人公はいろいろ葛藤しながら成長していくのです。
が、小説ではやりやすい他のキャラ目線での場面になると、主人公が葛藤していても子供なのにすごい魔術使える、すごくいろいろ考えてるとなるし、たとえ負けても大人相手に、強敵相手にほぼ互角に戦った、ルーデウスは凄いのよ、となるのですよ。
このね、例えば大河ドラマ龍馬伝だと西郷隆盛は薩摩のリーダーでものすごく巨大な人なんだけど、西郷どんではたくさん悩んでたくさん失敗してギリギリで幕末を乗り越えていく物語になる感じ。
わかるかな?
逆に西郷どんでは坂本龍馬は勝海舟の弟子になって飄々と新しい知識や技術を身に着けてく天才なんだけど、龍馬伝ではバタバタ走り回りながら泥臭い努力をして、自分自身の力は小さいからいろんな人に助けを求めながら大望を成し遂げていく感じ。
主人公だけを主眼にしちゃうと、主人公のいろんな葛藤を表現したい時はなかなか主人公の凄さが表現しにくいのが、小説では
上手く出せるわけですよ。
主人公すげーっていうのが作品の主軸の魅力であればまた違うのだけども。
なお、転生したらスライムだった件の小説版でも他のキャラ目線は多々出てくるので、それもすごく良いんだけども。
もう感想が「すごく良い」になるくらい酔っ払ってきたわー
エリスが「そうよ、ルーデウスは凄いのよ!」って言うたびに「そうよ!」ってなるんだけども、こちら文庫版で26巻あるので1周読むのに1ヶ月くらいかかります。
まあ、読んでない人、誰か読んでよ。
小説家になろうで無料で読めます。
https://ncode.syosetu.com/n9669bk/
本編完結語の蛇足編はまだ書籍化されてません。
蛇足編の書籍は6月からだそうで。
書籍版は追加ストーリーと、追加分で補完されてカットになってる部分があります。
まあ、読んでよ。