ミッキー・スピレーンの原作「裁くのは俺だ」を映画化した、1982年製作のハード・アクション「探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!」を久しぶりに鑑賞しました。


ニューヨークの探偵マイク・ハマーはベトナム戦争の戦友ジャックが殺された事件の捜査をはじめる。
ジャックがセックスカウンセリングに通っていた事からハマーは女医シャーロックに近づいていくが。


オープニングのビル・コンティの音楽とハマーを演じるアーマンド・アサンテのカットによるタイトルバックが最高にかっこいい作品です。
ハードボイルドな雰囲気の中、当時のニューヨークの風景も活き活きと描かれています。


映画はバイオレンスとエッチが全開で展開するB級アクションですが、ハマーの下品でやらしいキャラクターは何度見ても絶品です。
セックスカウンセラーの女医など登場人物も卑猥ですが、ハマーをそっと影で支える秘書ベルダが最高に可愛くてめちゃくちゃ素敵です。


映画は全編アクションとエッチなシーンの連続ですが、ベルダが活躍する山道でのカーチェイスはスピード感もあり見応えがあります。
クラッシュシーンも暴力的かつ下品で痛快です。


ベルダを襲った犯人を追ってニューヨーク市街地を疾走するハマーの追撃アクションもキレと迫力があって好きです。


トラックを奪って逃げる犯人をキャンピングカーにしがみつき執念で追いつめ射殺するスタントの迫力とカッコ良さ。
ここのクラッシュシーンも暴力的かつ下品で最高です。


ハマー役のアーマンド・アサンテが本当に魅力的な映画で、完全に男性向けの内容ですがクライマックスの大銃撃戦まで飽きる事無く一気に見せる傑作です。