ずいぶん前の
アナザースカイ
の番組内で
湊 かなえさんの回に
作品を読んだイメージとはかなり違っていて戸惑ったのを覚えています。
もっと神経質なピリピリした感じの方かと思っていたら、おおらかな感じがしました。
今
朝日新聞の月曜日の
夕刊に載っている
「猫派ですが、」
というコラムを
湊さんが書いていらっしゃいます。
18日付
の記事は
生の声は強い!
という題名が付いてました
海外でのサイン会について
台湾の紀伊國屋書店での
様子が出てました。
初の海外サイン会
不安だったそうです。
日本では、お客さまと一対一で話しますが
サイン会前に通訳を交えて質疑応答形式のトークイベントが約1時間あったそうです。
事前の予想では日本の観光名所や食べ物について聞かれたり、台湾の印象などについて聞かれるのだろうか。
そんな想像をしていた自分が情けなくなるほど
すべてが自分の作品に関することで、
学校での問題、家族での問題、地域での問題。
私の物語を、日本のどこか知らない町での話としてではなく、自分の生活の延長として読んでくれていたのです。
読書の楽しみは、自分が訪れたことのないところに住む人たちとも、物語を通じてさまざまな思いを共有できることだと、解っていたつもりで、境界線を引いていたことを痛感しました。
やっぱり、生の声は強い!
という文章を読んで
本当にそうだなあ
と思いました。
人は人と会って
生の声で話すことが大切なんですね!
湊さんに良いヒントを頂きました。