東京オリンピックはコロナウイルスショックで

2020+1年の7月に延期になったそうだが、

果たして吉と出るか凶と出るか?

 

今から100年前の1920年(大正7)年

オリンピックはベルギーのアントワープで開催されました。

参加国29か国で日本も参加しました。

そこで、テニスの熊谷一弥がシングルで銀メダル、

その熊谷が柏尾誠一郎と組んだダブルスでも銀メダルを獲得。

これが日本史上初のオリンピックメダリストであった。

 

 

そんな、記念すべき年の野球はどうだったか?

まず、日本では史上初のプロ野球が誕生↓

日本最初のプロ野球チーム 「日本運動協会」(通称:芝浦協会)が設立された。

 

 

MLBではベーブ・ルースの登場によりホームラン時代に突入。

そして、MLB最大のスキャンダル「ブラックソックス事件」が起こりました。

100年前のMLBをのぞいてみる。MLBのスーパースターたち。

 

1920年だけでなく、大正時代の1912年から1926年までの15年間は

野球だけでなく、現在の政治、経済、文化の原点のようなことが多数あり、

かなりおもしろい時代だと思います。

 

政治経済などはここでは語るのは難しくできないので、

野球を中心に考えていきます。

以前ご紹介した年表見ると。

 

 

 

大正年間は明治維新以降の日本文化を作ってきた人たちが

亡くなっていきます。近代日本の文化の変わり目にあり、

明治の文豪夏目漱石、森鴎外も大正年間に亡くなっています。
 

それまで、エリートのものだった野球が庶民まで降りてきた時代です。

明治時代の大学野球をやっていた学生たちが、故郷に戻り教師の職に就き、

その地で野球を子供たちに教えて広がったのだと予想します。

 

1912年には本物の大リーガーがやってきた。

ニューヨークジャイアンツのジョン・マグロ―率いる世界漫遊チームです。

当時の野球マニアは彼らのパワー、スピードに驚いたことでしょう。
 

 

早慶戦に明治大学、法政大学、立教大学が徐々に参加していき

東京六大学の基礎が出来上がってきたのも大正時代です。

 

一方関西では全国高等学校野球選手権大会が

1915(大正4)年に始まった。

 

そして、日本の野球界で今も大きなアイコンとなっている

阪神甲子園球場が1924(大正13)年8月1日に完成した。

この大きな球場が今も続く野球人気の礎にもなりました。

1926(大正15)年には明治神宮野球場が完成。

東西の野球のメッカが出来たのも大正時代なのです。

 

他にも野球文化のエポックメイキングがありますが、

100年前の

 

野球雲2号では

特集「大正野球狂時代」というお題で展開しましたが、

やりきれないことが多数あります。

いつか、じっくり深堀していきたいと思っています。

 

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