2020(令和2)年1月17日
中日ドラゴンズ一筋で活躍した
名二塁手高木守道さんが亡くなった。
享年78。数日前まで元気にメディアに出演していたそうで
突然の訃報にかなりショックを憶えました。
もう1年です。
中日ドラゴンズファンだけでなく、そのほかのファンからも
高木守道さんのプレイは「すごい!」といわれていた。
打撃も素晴らしいが、高木守道といえば、
二塁守備の「バックトス」だ。
高木が現役時代にバックトスをする内野手は
あまりいなかったように思える。
テレビで高木がギリギリに捕球をし、
遊撃手にバックトスをする姿は、大人も子供も衝撃を受けた。
寡黙で武士のような佇まいで、
コンスタントにヒットを打ち、そして走って、盗塁を決める姿に
中日ファンは頼もしさを感じたことだろう。
グラウンドにいるだけで安心を与える存在だった。
西沢道夫に続いて2代目「ミスタードラゴンズ」といわれた。
通算2282試合 8367打数 2274安打 238本塁打 1120得点
369盗塁、打率.272を残し、
タイトルは盗塁王3回獲得。ベストナインは7回表彰。
2006年野球殿堂入りを果たした。
監督時代は1994年の10.8優勝決定戦は
今も野球史のなかで名勝負として語られている。
1974(昭和49)年に中日ドラゴンズが20年ぶりに優勝し
同時に応援歌「燃えよドラゴンズ」が発売。
2番の歌詞に「1番高木は塁に出て・・・」と出てくる。
それが、中日ドラゴンズの1番打者としてイメージが出来がった。
しかし、高木守道さんは器用な打者だったので
2番も思っていた以上に打っています。
高木守道打順別成績 (by たばともさん)
まだまだ、球界のために貢献していただけると思っていたので
本当に残念でならない。
しかし、高木守道さんのプレーは
脳裏に焼き付ていて、記憶にも記録にも残る
名選手だったことをあらためて感じています。
☆高木守道 打撃成績
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