カツミ9700のレストア その52:フロントデッキの仕上げ、テンダ背面 | 鉄道省半田鉄道局

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​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

武豊線沿線の田んぼで、夜、カエルの合唱が始まりました。もうじき梅雨を予告するかのようです。

自連タイプのフロントデッキのヘッドライトステップを作り直します。Φ3真鍮丸棒から旋盤で挽き出しましたが、XYの送りを同時に調整してテーパーで削りましたが、上手くできました。技能が向上したというより、偶々調子が良かっただけのまぐれです。

さて、9700形の大正期の写真は見たことがありませんで、フロントデッキの様子も不明です。まあ、自連化前に廃車になっているので、真空ブレーキホースは明治のままでしょうが、ステップとか握り棒とかどうなんだろう? ということで同じ日鉄所属だった9400形9406号を見てみます。これは磐越西線中山宿駅での脱線試験です。真空ブレーキホースは改造ではなく撤去。テンダも含めステップも握り棒もありません。

今度は9300形9301号。房総線での安全側線突入試験です。これも9400形と同じく真空ブレーキホース撤去、ステップ・握り棒なしです。入換時の添乗誘導とか、どうしてたんでしょう。

しかし当局の9700形では実用面から機関士側のみにステップを取り付けました。握り棒も取り付けました。まあ、自連タイプそのものからして架空ですから、いいことにします。

これで、カウキャッチャータイプと自連タイプのデッキが揃いました。秋のKK○の集会では当然カウキャッチャータイプを装着して展示します。

汽笛引き棒を取り付けます。製品の汽笛の根元にΦ0.5穴を開け、0.3×0.5洋白帯板を差し込み、Φ0.3穴を開けてΦ0.25リン青銅線の引き棒を付けました。写真撮ってませんが、砂撒き作用ロッドも取り付けました。バイス上の工具はKK○で頒布されたルーマードリル用ピンバイスで、0.3の穴明けが捗るようになりました。

テンダ背面の移ります。ここには真空タンクが付きます。そこでΦ5丸棒を旋盤で、バンド4本を残して挽き出しました。径とかバンド位置は多少ラフです。9400形でもテンダステップが付いていませんが、実用上からこちらにもステップを取り付けることにします。

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