カツミ9700のレストア その48:バックプレート製作 続 | 鉄道省半田鉄道局

鉄道省半田鉄道局

1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

17~18日の国立公文書館取材で得た情報整理に日~火曜日を費やしてしまい、水曜日やっと模型工作に復帰しました。情報整理も、大正から昭和にかけての私鉄・車両の変遷がわかって勉強になります。

出張時、横浜のモデルズIMONで購入したパーツ類。珊瑚の担いばねも最後の1個でした。ネットでは池袋店しか在庫なしになっていたスクリューカプラーがあったので購入しました。9700形に付けようと思いますが、カウキャッチャーと干渉するかな?

ウィストジャパンの米国型焚口戸が入手できたので、板だけだったバックプレートをデティールアップします。水面計は□0.8角線を旋盤に咥え、3.5㎜区間をダイヤモンドヤスリで丸く削り、上下にΦ0.3穴を1個2個開けて、Φ0.3線を差し込んでコックにしました。自作水面計としては今までで一番エエ感じで出来ました。あとは加減弁ハンドルと圧力計を付けます。

ところで、調べた筑前参宮鉄道の車両について。最初大正7年末設計認可、ダベンポート製フォーニィ2輌(軸配置C2)1・2号、4輪客車1輌(キ1)、5噸有蓋緩急車2輌(カ1,2)、6噸無蓋車3輌(ム1~3)で始まり、大正8年に9噸無蓋車20輌増備、鉄道省からロ503二等車4輌をハフとして購入。フォーニィ1輌増備、省線直通のために標記書替、この時記号ト、ワフ採用(何故かト1~3を有蓋車として報告⇔鉄道省年報では無蓋車)、省からワフ3輌購入、9噸無蓋車を強度計算して10噸に増トン(標記替)、省からガンツ式蒸気動車を購入、元省ハフの真空ブレーキを撤去、自動連結器交換、エアブレーキ管追加、省からクラウス製1400形、1440形計3輌払下げ、昭和に入って動力を蒸気のみから重油併用に変更、新潟鉄工にガソリンカー発注、鉄製石炭車新製、省からセ50形多数、ト1形他・元九州鉄道ホハフ払下げ、江若からCタンク購入、省から1070形払下げ・・・・と非常に多彩で、これ模型で再現したら、すごく面白そうです。残念ながら貨車やガンツ式の増備が行われた大正8,9年の鉄道省文書「筑前参宮鉄道 第二巻」が保存されておらず、ミッシングリンクを生じています。模型報告のつなぎに、これらも発表していきたいと思っています。

イメージ 4  イメージ 5  イメージ 6