カツミ9700のレストア その2 レストア方針の検討 | 鉄道省半田鉄道局

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1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

ようやく160形が一段落つきました。できればこれに合う2軸マッチ箱客車を用意したいところですが、これは気分転換用に手掛けることにして、秘密結社KK○課題のD型機に取り組みます。まずは2023年6月に塗装を剥がしたカツミ9700形のレストアに。

腰高の印象でしたが、組み直して測ると1㎜ボイラ高が高いようです。まあ大型棒型モーターの収容のためにはやむを得ない処理だったと思います。スケールでは25.7㎜になるのでそれに合わせます。

動輪もオリジナルはΦ13.5ですが、スケールではほぼΦ14です。下回りの微妙な貧弱さはそのせいだっかかもしれません。学生時代に友人から譲ってもらったΦ14動輪を使うことにします。これは天賞堂Cタンク用だったそうです。これを何故友人が持っていたかは謎です。動輪間距離は15.5で、フランジがギリギリですがショートはしない模様。

もう1種類、軸箱用スリーブが入ったΦ14動輪もありました。これは江古田?の中村精密に出かけた時”特価”3,000円で買ってあったものです。蒸気機関車は「初めに動輪ありき」の心掛けで20代の頃から機会を見つけて買っていたのです。これがギヤのモジュールが細かい上、歯数を数えるのを躊躇する程歯数が多く、外径が大きすぎ。台枠は1.5㎜厚なので、イコライザを掛けようとすると、このスリーブが優位です。ギヤ交換するか。

現物をスケッチしてJW-CADで作図し、ここでイコライザーやギヤボックスの計画を行います。実機は動輪軸距が動輪間でバラついていますが、製品は15.5均一です。実機では第2,第3動輪がフランジレスなので動輪間を狭く出来ますが、今回そこまでは考えません。イコライザーは3点支持が理想ですが、4030形を作った時に4点支持にしたところ、毛足の長いカーペット上での歪んだカトー線路という、波打つ悪路を走らせた歳、4点でも動輪群がヌルヌルと線路に追従し調子よく走ったので、これでも良いかな、と考えています。

オリジナルのカウキャッチャー+バッファーは”昭和3年シンドローム”で捨て去るのは、KK〇的に「悪魔の所業」に思え、それ付きの端バリを【展示用】として残し、【通常運用用】の自連付き端バリに交換できるようにします。悩みはブレーキ装置で、まあ、昭和6年エアーか完成まで残っていたから、これは真空ブレーキのままS3改番を迎えたことにして、残す(オリジナルに追加)ことにします。

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