加悦の続きです。
日車が戦前、多くの私鉄に供給したバケット付き気動車の一つです。芸備鉄道キハユニ18を買収し国鉄キハニ40921になったもので、船木鉄道を経由して加悦キハ51→キハユニ51になっています。これも日本の気動車史を語る重要な車です。国鉄のキハ41000、42000だけが歴史ではない。
バー構造の台車も貴重です。スプラッシャが付いています。
ユニ部分は1993年に復元したそうです。ありがたいことです。
室内が見学できるのが嬉しいです。座席のモケットは三等の緑色です。
機械式気動車の運転席。右には重連合図用のブザーも付いてます。
買収気動車時代の標記がそのままなのは嬉しいです。メーカーの車内銘板もそのまま。
よくぞ復元して下さった! 郵便仕分け棚です。まさに郵便車は走る郵便局。夢のある車ですね。
これは荷物室と運転席。椅子があったのですね。
当局は、機関車の国鉄買収形式に心躍りますが、実は電車、気動車も同じです。