ツム1000の目途が立ったので、貨車キット在庫消化の続きとして、簡単に出来そうなホビーモデルのワラ1に着手しました。これは中古店で買ったものですが、軸ばねが1個欠けてました。まあこんなのは健全なものからUV樹脂で複製すればよいのですが、問題は他のところに・・・。
プラ車体は接着であっという間に箱になります。浮き出しの手すりは削り取りました。下回りも組んでレールに乗せると、あれ?ツム1000に比して高すぎない? 高さは3770㎜で1/80スケールでは47.125㎜ですが、模型は1㎜も高いのです。床板を作り直さなければいけません。
貨車の床下はジャンクを一杯持っており、中村精密のダイキャスト床下にt0.8板を当てて入れてみると、高さはばっちりスケールになりました。スケールの差し目なので、0.025㎜までは読んでませんが。一旦は喜んだものの、別の悩みが。
ワラ1形の石版刷り図面集は持っていませんが、主要図面のコピーはあります。ワラ1形は軽量構造で、チャンネルの側梁は車体側板の裾と一体になっており、軸箱守は側梁のチャンネルには無関係になっています。中村精密のダイキャストでは古い貨車のように軸箱守が側梁に取り付けられ、しかもそれが側面から丸見えです。貨車に詳しい方から見れば「エラー」判定になってしまうので、考えなければなりません。これまで4種の貨車キットを作ってきて、完璧なものは一つとしてない、という情けなさです。