古典ホニの仕掛再生 その4 | 鉄道省半田鉄道局

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1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

さて、ホニの続きですが、唐突に途中から始まって、一体当局は何をやってるんじゃい?と思われた方も多いでしょう。
そこでプロトタイプについて説明することにしますが、今夜は遅いので明日説明いたします。

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昨晩のR側に続いてL側もばらしました。荷物ドアのサイドは、側板の窓埋めの裏打ちも兼ねていたのですが、剥がすとご覧のように半田が十分回っておらず、洗浄クレンザーの粉が入り込んでいる始末。なのでミニサーキュラーソーで半分以下の幅に切り去ってしまいました。

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もう一つの問題は、幕板のギャラリー。これは、この客車の実車図面によれば「シールド・ヴェンチレータ」つまり埋め込み通風口です。荷物車に改造後も付いています。車体切り継ぎでこのヴェンチレータがズタズタになって、前の写真の側板上部のように見苦しくなってしまいました。
実車では側板よりも出っ張っているように見えます。

 イメージ 3そこで、エッチング板の表現を捨てて、その上にヴェンチレータを貼り足すことにしました。
KSモデル帯板、幅0.6×t0.1を3本、平行にくっ付けました。
後で所定寸法に切って、幕板に貼り重ねることにします。


イメージ 4ヴェンチレータを貼り重ねることになったので、細切れに繋いでズタズタの外観になっていた端部の幕板を外し、一体のt0.4板で埋めました。
上は埋めた後、下は板を差し込んだ後





イメージ 5工作が放棄されていた理由は上記の幕板の乱れの他、側板の平面性が悪かったことにありました。
そこで、重量増加の懸念はあるがWルーフ客車のように、側板上部に形状保持のアングルを付けることに。
KSモデルのアングルは直角度が悪く没。
写真はきがらやオハ32000系キット発生品。でも5.5×5.5と大きくフランジを縮めようとミニサーキュラーソーで切ったら2本目に歯に食い込んで曲がってしまった。

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で、結局寸法が4×5と丁度良く直角度も良好のエコー床止めアングルを使用しました。
荷物ドア部分は糸鋸で切り去って逃げを作っております。







ここまでを見ると、ジャンク状態から何とかモノにできそうな位に復旧してきました。何で前に作ったときにきちんとした工法、手順で行わなかったのだろう?と我ながら情けないです。ヴェンチレータ別付もアイデアだけあってハードルに感じ実行できませんでした。滞在時間制限が19:30のビルの職場に移ってから、ほぼ毎日工作できるようになり、以前はハードルだと思った事が、今では何ともないと思えるようになったのだ、と思います。
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