毎年メンバーが変わるけれど音色に変化が出てくるのが素晴らしい!演奏会本番は岐阜で8月4日5日とのこと。クマさんは7月27日、午前3時間午後2時間の時間を頂いて音造りをすることになりました。 カルメン「前奏曲」「海の見える街」「スペイン」の3曲、はじめに40分ほどかけてブラスの音をオケの音に変換する。使用するのは音叉、オーケストラのチューニングを今年の合同オケのコンサートミストレスの音にする。このところチューニングはどこもチューナーのようだ、考えてみるとこれは「目」で合わせていることになる。西洋音楽の現地では「Die Musik ist zu sehen=音楽は見ることだ」と言いますがこれはチューナーを見ることではなく発した音の行方を確認するということ!演奏会場(練習所)を楽器にするということです!クマさん この日もっと音造りを!と思いましたが時間の限りがあり本番まであと数日でこんなことさらってみてください!まとまった良い音になりますよ!
①大きい音符(全音符)を大切に、小さい音符は全音符に対して何分の1か考えてその音価で!音符の時間的中心(その音符を3連符にした2つ目)を意識して
②タイのついた音符はまとめた音符の時間として(小節にまたがるタイは小節を無くして考える)
③楽譜の見方はつぎの小節の真ん中(3拍子2拍子共に)を見る=時間の中心が決まるとぶれません
④音の行方は紙飛行機!力を与えて指から離れてスムースに弧を描いて飛んでゆきます!この飛行機が音の行方です=どんな練習場所でも必ず聞こえます(音が見えます)!
⑤音名をローマ字で発音して音にする=母音で音は飛ぶ!
⑥音のクオリティは飛んだ音で判断する=自分の出した音が聞こえていれば決して走りません
⑦音の出し方を数から時間に(出ている音はどんなに小さな音符も紙飛行機の軌跡のように=3連符)
⑧楽譜が音になるまでの過程=楽譜を見る(頭で音程を即座に作る)~楽器に歌わせる~飛んだ音から次の音を作る(必ず聞きながら作る運動神経)
⑨他人にくっついた発音をせずオケ全員が共通のtempoを持つ、数えるのではなく(時間)を持てばそれだけで整った演奏になります!
⑩音と音の間は必ず空いています!どんな小さな音符も階段を上下するようにきちんと耳で認識できれば正解です!その間はお客様が繋いで聞いてくれるのです!発した音はなくなりません!
⑪曲の最後の音がそのまま高くなってゆく演奏ができれば満点です!
「最も大切なのは上記の個人練習です!」 では また
Ein Brief von Kumasann 29.Juli.2024