Vol.152+α 「♭フラットと♯シャープ」追伸をのせました! | クマさんの音楽カラんでコラム

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音楽レシピの会前代表 熊崎雅芳の音楽に関係あることないことをつれづれ語っていきます。

 

「♭フラットと♯シャープ」+α

NHKラジオの時報の音はピアノの鍵盤中央少し右のLaの音(440Hz)と1オクターヴ上のLa(880Hz)の音を60のtempoで鳴らしています。この1オクターヴが12個の音に配列されています。880―440=440それを12で割ると割り切れません。それを平均に調律しているのが現在使っている平均律の調律です。そこで♭と♯!Doの♯とReの♭、鍵盤では同じ場所なのですが音名が違います。名前が違うということ!これは大きな問題です。平均律は♯と♭の平均(間)ということなのです。実際の音では♯は鍵盤の音より少し高め、♭は低めが求められているのです。演奏者に求められるのは周りの音と自分の音の存在です、♭は♭、♯は♯、作曲者の音の意図を読み取ると「こういうことなのか!」と体感できたとき音楽の基礎の基礎を身に着ける大切さがわかってくるのではないでしょうか。 追伸 

Signum intensionis #(緊張)

Signum remissionis ♭(緩んだ、休養、下げる、気晴らし)

Signum restitutionis(restitutio) ♮(復位、もとに戻す)

 

指揮 熊﨑雅芳 Kumasann 25.Aug.2022