大人も苦しんでいる

おはようございます。

スピリチュアル・セラピストのImanari Kiwa(今成輝和)です。

大人になったら、皆んな立派で人格者で、

どんな事でも解決できるし、

良い方に流れを作れる❣️
と思いがち。

私は子供の頃、大人ってそんな存在なんだ。そう思っていました。

でもそんな事もないのよね。

大人も子供の心の様に、痛みも抱えて、傷つき、孤独に耐えてる。

だけど、大人になったから、社会的な立場があるから、

グッとそんな事はなかった事にして、
押さえ込んだり騙し騙し自分を保ってる。

もちろん、全くそんな事感じない大人もいるかもしれないけれど、
大なり小なり皆そんな思いを抱えてるのだと思います。

そんな事を、再確認したのは、
NHKのドラマ「引きこもり先生」を見たこと。（NHKで放送中）

https://www.google.co.jp/amp/s/www.nhk.jp/p/ts/L29VQMZMK8/

私は教育の専門家でもないし、不登校についての

専門知識があるわけではありません。

だから一視聴者としての目線です。

このドラマ、とても印象的なシーンがたくさんあるけど、

主人公の上嶋陽平先生は、

11年の引きこもり生活経験者。
ひょんなことから公立中学校の非常勤講師となり、

「STEPルーム」を受け持つことに。

「STEPルーム」って複雑な家庭環境、経済苦、いじめなど様々な理由で、
クラスで授業が受けられない子達の為の特別クラスの様です。

最初は戸惑いながらも、段々と「STEPルーム」で講師らしくなっていたその矢先、

ある日、校長の圧力で陽平先生は、学校内でいじめがある事を「いじめはない」と、
自分の意に沿わない発言を教育委員会にしなければいけなくなります。

嘘をついてしまったばかりに、

自分を信頼し始めてくれている子供達への

良心の呵責、自責の念、

更に実の娘とのコミュニケーションがうまくできなかったことも原因で、
無力感に推しつぶされて、また引きこもりに戻ってしまいます。

またいじめをやっていたボス存在の子が、

ある日突然、いじめられる側に回ってしまいました。

スクールカーストという言葉もあるんですね。
言葉だけでもゾッとします。

ドラマの中で、様々に絡み合う人と人の感情や、思惑、不信感、理解の不足。

そして、大人も子供も、繊細だから、とか、ピュアだから、

真面目だからとかでは片付けられない、

その人にしかわからない心の傷、深い痛みがあるんだと感じます。

昔ね、宮本亜門さんが何かの番組で、ご自身の引きこもりの体験から、

「引きこもり」は、一つの理由ではなく、
その人それぞれに様々な理由がある。と言うことを仰っていました。

私達の心は100人いれば100とおりですものね。
それぞれを取り巻く環境、受け止め方も様々です。
苦しんでいる一人一人の心のうちを軽々しく言う事はできません。

陽平先生の心の叫びが、とても印象的なシーンもありました。

いじめられて深く傷ついている子を見て、

「嫌なら学校なんて来なくていい。」
まるで自分の心の傷を埋めるかの様に泣きながら言っていたシーンです。

人は苦しんでいる時、ここの世界しか自分にはない。
だから逃げ場がない。

と思って、もがき苦しんでいることが。

本当は、もっともっと違う選択があるかもしれないけれど、
でも当の本人には目の前の事がのしかかり、

他の選択も見えないのかもしれません。
しかもそれが自分ができる最善の方法なんですよね。

陽平先生の一言は、その生徒にとっては救いの一言でした。

世の中の人を全て助けるとか救う。
なんていうのは無理でも、自分の周りの大切な人が悩んでいる時、
寄り添い、そっと抱きしめることはできるはず。

励ましや美しい言葉をかけるより、

その人を大切に思っている思いは、伝えられるはず。。。
（自己満足の思いではなくね）

私も家族、友人、いらっしゃるクライアントさんには全力で寄り添い、

応援していきたいと心から思いました。

5回シリーズの今は4回目、最終回はさてさてどうなることか楽しみです。

あなたの心があなたの世界を創ります。

あなたの中に全てがあります。

今日という日は一日だけです。

あなたの魂の喜び溢れる一日となりますように。　

喜びあふれる一日とするための

「未来が変わる7つの方法」