子宮内膜症や子宮筋腫など婦人科系の病気は、○○体質が多い! | 心と身体のライフスタイル「漢方」

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漢方は漢方薬だけでなく、心と身体からの声を読み解く智慧です。薬に頼るだけでなく、生活習慣や心の持ち方を見直すことで、あなたが本来の自分に戻り、健やかで美しく幸せに暮らす「わくわく養生」を薬を売らない薬剤師・国際中医師の藤巻祥乃がお伝えしています。

こんにちは。
漢方で笑顔美人をつくる薬剤師・国際中医師の藤巻よしのです。


今日は暖かくなってきましたね。
草木が上に延びるように、私たちの体も暖かさとともに頭に「気」がのぼってイライラしやすくなるので、あせらず時間に余裕をもって心穏やかに行動しましょうね
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。





それでは昨日の続きで、漢方で「血」のめぐりが悪くなった状態「お血(おけつ)」についてです。



生理痛、冷え症、子宮内膜症、子宮筋腫、更年期障害など、婦人科の病気は、お血によって引き起こされることが多いと考えられています。


お血がある体質の場合に起こりやすい症状

・目の下のくまができやすい。
・しみができやすい。
・肌がくすんでいる。
・青あざができやすい。
・冷えやすい
・頭痛、肩こりがある。
・月経血にかたまりが多くみられる。
・腰痛がある。
・生理痛がおもい。
・便秘がちである。
・子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科系疾患




このような「お血」の症状がある方は、以下のようなことに気をつけて生活すると、症状が改善もしくは、ひどくならずにすみます。

1)頑張りすぎない。
忙しさなどのストレスは、「気」の巡りを悪くしたりします。
「気」が停滞すると、体内の「血」も滞ってお血になります。
また、頑張りすぎて「気」が消耗することからも、お血が起こります。

2)ストレスをため込まない。何か楽しめる趣味をつくる。
ストレスなどの感情や精神の安定を保つ働きと五臓の「肝」は、深く関わっています。

精神的なことから「肝」の働きがバランスを崩すと、体内の「気」と「血」の流れが悪くなります。そのため、ストレスを溜めこまないように伸びやかに好きな事で発散することが大切です。


3)お風呂は湯船にゆったり浸かる。

4)意識して腹式呼吸のような深い呼吸をする。


5)できるだけ1日20~30分は歩くように心がける。


食事や生活習慣を改善する「養生」ですが、始めから完璧におこなおうとすると続きません。

体に悪いからといって、「あれもだめ!これもだめ!」と制限ばかりしていたら、ストレスが溜まってしまいます。ストレスをためることは、「気」の流れを悪くすることなので、逆効果です。


自分で気持ち良く、できることから一つずつ、わくわく養生しましょうね


いつも最後までお読みくださいましてありがとうござます