あなたは何年後の未来が知りたいですか | 健康第一!アラ還おばちゃんの日々

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2023.4に健康診断で偶然卵巣腫瘍が見つかり、6月末に手術。早期の卵巣がん(明細胞癌Ⅰa期)で、追加治療無く経過観察となりました。退院後、深部静脈血栓症が悪化し再入院。退院後は服薬にて治療、経過観察中です。

先ほど、東野圭吾の「クスノキの女神」という本を読み終えました。

表題の言葉は、この本の帯に書かれていたものです。



この本は「クスノキの番人」シリーズの第二弾として、先月発刊されたばかりの新書です。
昨年の夏深部静脈血栓症で入院中に、暇つぶしに本でも買おうかと大学病院の生協に行くと、シリーズ第一弾の「クスノキの番人」の文庫本を見つけました。
東野圭吾の本は元々好きでよく読んでいたので、迷わず手にとって購入。
面白くて、買った日中に読み終えてしまいました爆笑
その第二弾が来年の春(今年の5月)に出ると予告されていたので、楽しみに待ち続けていたのです✨
期待を裏切らず、面白くてあっという間に読了しました。

「あなたは何年後の未来が知りたいですか」

この帯に書かれた言葉が読む前からずっと気になっていたのですが、読み終えてようやく意味がわかりました。

あまり詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうので書きませんが(笑)




私の心に刺さった文だけ抜粋しますね。

    

昨日までのことは振り返らなくてよい。

あの時にああしていればよかったとか

あんなふうにしなければよかったと

悔いることはない。

それらは全て済んでしまったことだから。


同じように


明日からのことを案ずる必要もない。

これからどうなるかとか

どうすべきかなど

考えることに意味などない。

それらはまだ起きてないことだから。


大切なのは今


今あなたが存在することをありがたいと思い

感謝しなさい。

そうすれば昨日までのことなど気にならず

明日からのことも不安ではなくなる。

〈東野圭吾 「クスノキの女神(実業之日本社)」より抜粋〉



昨年がんが見つかり、今月末で術後1年を迎える私。

なぜ自分ががんになってしまったのか…

なにが悪かったのか…

もう少し早く病院を受診すればよかったかもと後悔する日々。

そして今も常に再発転移に怯える日々を過ごしている私にとって、この本は大きな救いとなり、たくさんの勇気と生きる励みを与えてくれた気がします✨


病を得て、今まさに治療を頑張っている方、辛い治療を乗り越えた方、そして不安を抱えながらいよいよこれから治療を開始する方にも、どうかこの思いが届きますように!