外は灼熱

 

すごい気温ですね。

 

日本の夏ってこんなんでしたっけ??

 

 

 

少し外に出ればもわっと息苦しい湿度と暑さ。

 

何もしなくてもじっとり汗をかきます。

 

 


今日は夏祭りに行ってきたんですが、

 

冷やしキュウリの美味しいこと💕

 

 


塩気を欲する体でした。

 

 

 

汗をかく季節はミネラル補給が大切!

 

と言われますが

 

ミネラルって何?

 

ミネラルと塩って一緒??

 

今日はミネラルの話しです!

 

 

 

  ミネラルって何?

 

 

「マルチビタミンミネラル」

 

というサプリがあるので

 

ビタミンとミネラルも混同されがちですが、

 

 

 

 

別のものです。

 

 

 

 

ビタミンとミネラルの違いは

 

 

 

ビタミン=有機物

ミネラル=無機物

 

 

 

 

 

無機物とは金属の事

 

 

 

 

栄養学では

 

体に必要な無機物(金属)を

 

ミネラルと呼び、

 

 

5大栄養素の一つとしています。

 

 

 

具体的には

 

 

カルシウム(Ca)、リン(P)、マグネシウム(Mg)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、クロール(Cl)、鉄(Fe)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、セレン(Se)、マンガン(Mn)、ヨウ素(I)、コバルト(Co)、イオウ(S)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)…等々

 

 

があげられます。

 

 

 

私たちの身近なミネラル、夏にはコレ!と言われる

 

 

塩 (NaCl)

 

 

ナトリウムとクロールが合わさったものです

 

 

 

ナトリウムは体の血液量をコントロールして

 

血圧の調整を行うなど大切な役割があります。

 

 

 

 

血圧の調節を行うので、

 

一般的な食事のアドバイスでは

 

高血圧の人に対して減塩がすすめられています。

 

食塩(Nacl)だけの塩は避けたいですね。

 

 

 

 

一方で栄養療法界隈では

 

私が使う塩はコレ、と

 

こだわりの塩を使ってらっしゃる方も多いかも。

 

 

そんな方々が使う塩は

 

マグネシウム(Mg)など、

 

その他のミネラルが含まれているため

 

味に深みが出る塩と言われています。

 

 

 

 

現在は減塩がすすめられるほど

 

たっぷりの塩をいつでも補給できますが

 

昔々はそうではなかったようです。

 

 

 

  塩の歴史

 

 

まずは少し歴史を遡ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

昔、塩は超貴重。

 

 

 

サラリーマンの給料のサラリー(salary)の語源は塩(salt)

 

なんと、給料の語源は塩との事!

 
 
給料袋のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや
 
 
古代ローマ時代に
 

 

給料が塩で払われていた事に由来するんですって。

 

 

 

 

 

塩が給料とされるほど

 

大切なものだったんですね。

 

 

 

 

塩・食卓塩のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

 

 なぜなら、

 

 

 

 

塩分不足は疲労感に始まり、

 

痙攣、昏睡などにもつながってしまう。

 

 

塩は生きるために大切なものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「敵に塩を送る」

 

 

 

という言葉を

 

聞いたことがありますか?

 

 

 

 

これは塩で清めるという意味ではなく、

 

敵の弱みにつけ込まず、

 

苦境から救うという意味で使われます。

 

 

 


 

 

戦国時代、日本海側の領土の上杉謙信が、

 

 

 

 

敵対する武田信玄が治める甲斐が

 

塩不足で困っていた際に塩を送った、

 

というお話です。

 

 

 

 

 

塩分を摂らないと、

 

血圧が上がらないので

 

体に力が入りにくくなります。

 

 

 

海側の、塩が豊富な領土を所有していた軍隊は

 

そんな事にならず大丈夫でしたが、

 

 

 

内陸地の領土では塩が手に入りにくい状態だった為

 

 

塩分不足で起きると言われる

 

不調に悩まされていました。

 

 

 

 

現代でも塩分不足では

 

低血圧で朝起きにくく、

 

起きていても体がダル重い

 

身体に力が入らない

 

と言った不調が起きてしまいます。

 

 

 

 

これが戦乱の時代だったら

 

戦で闘うどころの騒ぎではありません。 

 

 

 

 

 

また江戸時代には

 

「塩抜きの刑」なんてものまであって

 

罪を認めない罪人の食事に塩分を与えない

 

というものまであったようです。

 

 

 

ちなみに司馬遼太郎の俄(にわか)という小説に

 

そのエピソードが出てくるそうですよ。

 

 

 

 


このように、昔から塩は大切なものでした。

 

 

 

 

また、昔のからある天然塩は

 

食塩(NaCl)と違って

 

マグネシウム(Mg)などの

 

ミネラルが含まれています。

 

 

 

ミネラル豊富な塩と言えば…

 

 

 

食塩(Nacl)は


ナトリウムとクロールで構成されますが、

 

栄養界隈で有名な、

 

手に入りにくくなってしまった

 

ぬちまーす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2000年2月、

 

天然ミネラルを14種類含んでいる

 

世界一の塩として

 

ギネスブックに認定されました。

 

 

 

 そして2003年5月には、

 

検出されたミネラルの数が

 

さらに増えて21種類になり、

 

ギネス記録を超えたんですって!

 

 

 

普通の塩は、

 

ほとんどがナトリウムで、

 

そこにマグネシウム、

 

カリウムなどが混ざったものですが、 

 

 

 

ぬちまーすにはそれ以外にも、

 

亜鉛、鉄、銅、マンガン、

 

ホウ素、フッ素、クロム、ニッケル など

 

全21種類のミネラルが含まれているそうです。

 

 

 

 
 

 

 

 

 

  ナトリウム(Na)の働き

 

 

ナトリウム(Na)は

 

カリウム(K)やクロール(Cl)と

 

一緒に働きます。

 

 

 

 

身体の健康を維持するためには

 

体の酸性アルカリ性のバランスを保つことが大事

 

と聞いたことがありますよね?

 

 

 

ナトリウムはそのバランスを保つ役割に

 

一役かっており、

 

 

血液のPhが低下して酸性に傾くと、

 

酸を中和させて

 

血液のPhを一定に保つように働くそうです。

 

 

 

 

  草食動物はナトリウムが不足する

 

 

料亭などでお店の前に置かれている盛り塩

 

これの起源をご存じですか??

 

 

 

 

 

 

 

平安時代の名残と言われているんですが

 

 

 

貴族が牛車で移動していると

 

牛が塩を欲しがって

 

塩の前で止まってしまうことから

 

 

 

お客さんを呼ぶために

 

お店の人が置き始めたと言われています。

 

 

 

牛が食べる植物には

 

ナトリウムがあまり含まれていないので

 

ナトリウムが不足しやすいそう。

 

 

 

 

ですのでナトリウムを補給する

 

必要があるそうです。

 

 

 

 

 

一方で肉食動物は

 

ナトリウムが多く含まれる血液も

 

一緒に食べるので

 

塩分を補給する必要はないそうです。

 

 

 

 

 

日本人は


肉や魚をたくさん食べる民族ではなかったためか、

 

味噌、塩、醤油、漬物など

 

塩辛い食べ物が多く存在しているのも

 

野菜中心の生活をしていたからかもしれません。

 

 

 

 

 

 

少しだけ話が逸れますが、

 

私はどんな食べ物を食べるのが


体に合っているのか、

 

考える基準に食養生の考えを取り入れていました。

 

 

 

塩や味噌などナトリウム豊富な食べ物は

 

身体を温める食べ物「陽」の食材

 

 

一方でカリウム豊富な果物や葉物野菜などは

 

身体を冷やす「陰」の食材とされ

 

 

 

 

和食と健康

 

 

 

 

 

食べ物には人それぞれの身体と相性があって、

 

いつも活動的で体を動かしている


「陽」タイプの人は

 

陰性の食べ物を食べて体のバランスを保ちますが、

 

 

 

マイナス思考で、あまり身体を動かさない


「陰」タイプの人は

 

陽性の食べ物を食べた方が調子が良くなります。

 

 

 

実際に体の中で


カリウムはナトリウムを排出しやすくします。

 

 

 

ナトリウムの摂り過ぎによる


高血圧を予防するには、

 

カリウムの十分な摂取(目標量)が


有効と言われているんです。

 

 

 

 

私の場合は

 

朝にお味噌汁を飲んだ日と

 

飲まなかった日では

 

飲んだ方が元気に動けますし、

 

 

 

 

陰性の食材を多くとりすぎると

 

身体も心もマイナスになる事が多いんです。

 

 

 

 

ナトリウムは血圧を上げると言われていますが、

 

カリウムは血圧を下げるという


研究報告があります。

 

 

 

 

先ほど「塩を送る」のところでもお話ししましたが、

 

塩不足で血圧が低くなりすぎると


動きたくなくなるものです。

 

 

私の場合はこれまでの食生活が

 

あまりにカリウム豊富だったようなので

 

様々な不調が出ていたと実感しています。

 

 

 

身体に力が入らないな、という時は

 

カリウム豊富な果物や野菜をお休みして、

 

お味噌汁を飲んでやる気を出していますよ!

 



今日は塩とミネラルの話

 

長くなってしまったのでこの辺で!

 

 

 

下に私が愛用している

 

夏のミネラル補給アイテムを載せておきます

 

 

お気に入りアイテム