12月29日



明子さんは語学に関心が深く、

日本語と韓国語に共通する
言語は沢山あると以前
言っていましたね。


ところでポルトガル語と
ハングルの共通点は何かある
か探してみては面白いかも
知れませんよ。」

と水を向けるとニッコリして
「そうですね、

多分ポルトガルは一生に一度
来られればいいほどの国
ですから、

そんな視点も合わせて
楽しんでみます。」

「私はパン好きで、
ずっとご飯がお米続きだと、
どうしてもパンが食べたく
なっちゃうんです。


たしかパンはポルトガル語が
由来でした。





カステラ、
ボーロなんかもそうだ

と以前長崎に行った際に
聞きました。






とすると私達が好んで食べて
いるお菓子類はポルトガル
から入ってきているものが
かなりあるわけですね。






日本にいる時にはそんな
考えは全く湧かないのに、


こちらに来てみると何か
分かりませんが共有している
何かがあるような気になる
のが不思議な感覚です。」


ポルトガルの人口は
約一千万人ほどで、

首都リスボンには約50万人
が暮らしています。

と言うと斉木さんは

「日本からポルトガルを
見ると日本よりも大きな国に
見えるのですが意外に小さな
国でビックリしました。

それにしても過去に栄えた
国の重みなのか、

新興の国とは一味違う味わい
深い雰囲気があります。

 
セビリアからリスボンまでの
距離は450kmほどで列車では
4時間半ほどです。


航空機では1時間ほどです。

スペインとポルトガルは
一時期同じ国で




カスティリア王国でした。



ポルトガル語とスペイン語は
私達日本人からすると同じ
言語のように思えるのですが、

共通語は多々ありますが、
異なっているようです。

国土の広さは九州と同じ位だ
と聞いて又ビックリしました。


みどりが
「リスボンが最後の宿泊地だ
とすると急ぐ旅ではない

と思うので列車の旅で
どうでしょう。」
の意見に今度は斉木さんも
賛成して、






セビリアのサンタフスタ駅
からファーストクラスで
リスボンに向かいました。

10:15発でリスボンには
14:45着でした。

途中の景色を見ながら
車内販売のランチボックスを
ビールのお供にして

車窓の風景より、飲み食い
とおしゃべりに夢中になって
いるうちに

リスボン、オリエンテ駅に
到着しました。



リスボン オリエンテ駅




真心のささやきを貴方へ❤️