先日、Facebookでシェアしたところ多くの方からご共感をいただいた情報がこちら。
「クレクレ君」と呼ばれるタイプの人の特徴をまとめたものです。
出典と全文はこちら↓
共感される方が多いということは、こういったタイプの方が多いのかなと感じました。
例えば、まったくの交流のない人が突然、ブログにきて分の考えとまったく違うからという理由で「それはおかしいわよ!(自説を説明し)こんな情報、消しなさい!シェアするな!内容を変えなさい!」などと言ってくるのも、まあよくある話ですけど。
これも自分の考えに基づいて、他人の権利や思想の自由は認めず、他人に自分が望む行動を要求するので「クレクレ君」の一種だなと思っています。共通するのは、こういうことを書いてくる人はまず、礼儀や常識などを一時的に忘れた感情的な状態になっているということ。リアルの世界でこんなことを見ず知らずの他人にしてくる人はちょっとどこかおかしいくらいなので、ネットで顔が見えないからこそ、ついうっかり本音が出てるのかなと。
特にコロナやウクライナ戦争など、マスコミが視聴者の感情を(多くはでっちあげの)情報で煽り立てている情報で、それに巻き込まれてとても感情的になっている人が多い場合に増えるようです。
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★脳を機能別に三つに分類
60年代にアメリカの科学者が提唱した「脳の三位一体論」は、脳を三つに区分して考えています。
この説はその後のさらなる研究から明らかにされた内容から部分的に否定はされているものの、人間の行動を理解するうえでとてもわかりやすい考えなので、この分類自身は今も多く研究がされています。
・爬虫類脳( 動物の進化で一番古い)(反射)
・ほ乳類脳(爬虫類脳の次に古い)(共感)
・人間脳(最も新しくできたもの)(理性)
★人間の成長と三つの脳機能の発達
種としての脳の発展と同じように、人間が成長するにつれて三つの脳も少しずつ発達します。
・生まれたては生きて育つための爬虫類脳
生存本能を司る爬虫類脳が支配する状態で生まれた赤ちゃんは、「おなかが減った(食欲)」や「眠い(睡眠欲)」、暑さや寒さなど自分の身を守るために一生懸命に泣いたりして親に訴えます。
・協調性や思いやりを覚える子供時代(哺乳類脳)
小学校に上がるころには、他の人を大事に思ったり(思いやり)、人と一緒に作業をしたり、周りの人の感情を理解しよう(共感)とし始めますが、これは群れを作って生きる哺乳類らしい行動で、哺乳類脳の働きだと言われています。
ただ十分な愛情を受けず、日常生活で頻繁に身の危険を感じるなどした場合は、ここが育ちにくいようです。
・ 理性的に考える人間脳の発達
その後、理性的に落ち着いて考え、自分の欲(生存本能)をコントロールすることを覚えていきます。未来の計画を考えたり、物事を認識したり、それに必要な言語などを学習し、新しいものを考え出す機能がようやく発達し、「人間らしく」考えることができるようになります。
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★爬虫類脳(生存本能、自己保存)中心の行動
この三つの脳の中でも一番面白いのが生存本能を司る爬虫類脳です。
自然の中で生活し、何とか生き残って自分たちの種を残したい、という性質、つまり外の脅威から自分を守ろうとするために反射的で衝動的な行為をしたり、無意識で呼吸を維持するなど内臓などを動かしているのもこの脳ですが、群れとしての人間界で生きやすい状態を獲得するために、普通によく見られる行動をとりたがるのもこの爬虫類脳の機能とされていることもあります。
・マウンティング行動(自分が上の立場であると周りに証明しようとする行為)や人気を求める行為
群れの中でも、群れの端っこよりも真ん中にいる方が個体としての生存率が上がるため、自分が他者よりも上の立場にあると思わせようとする行動(マウンティング)や、人から良く思われたいと思うのもこの生存本能から来ている、とされています。
・保身のために嘘をつき、自分がついた嘘を隠そうとする。自分の行為の反射的な正当化
群れに残るために。
・自分よりも強い人には我慢して服従する
・「クレクレ君」
クレクレ君の特徴を見ると、他人の都合や気持ちは考えない、自分自身で答えや解決策を導きだそうとしないというところが共通しています。つまり思いやりの哺乳類脳や、自分で考えようとする人間脳の機能が弱いままに自分の欲求を満たそうとしている、爬虫類脳中心の子供のような行動ともいえるかと。
あるいは単に、常に他人に何かをしてもらうのが当たり前の環境で育ち、生きてきて、他人の気持ちを尊重することを学ぶチャンスがなかった場合もあるかもしれません。
★感情的にかっと怒るのも爬虫類脳の自己防衛機能
心理学的に、人が自分の身体やバウンダリー(境界線)に対する脅威を感じたときに出る自己防衛反応は、4つに分類されることがあります。
バウンダリーというのは、自分の尊厳や考えなど、自分が自分としてあるために大事なものを他者から守るための精神的な境界線のようなものです。
トリガー(脅威、不安の元)に対するコミュニケーション上の反応
(グラフ:出典リンク)
1.闘争(支配)モード 「なぜ私が正しいか証明しよう」
・他人の話を中断しようとする
・ガスライティング
・異常なまでの攻撃性
・話を聞くスキルがない
・他者を思うように動かそうとする
2.逃走(回避)モード 「この問題から逃げたい」
・避ける
・話を自分に都合のよいように曲解する
・問題を先延ばしにする
・話したがらない
・完全主義
3.凍結モード 「どうしたらよいかわからない」
・行き詰まりを感じる
・感情がマヒしている
・孤立
・話を聞かない
・話に答えない
4.迎合モード 「みんなが幸せになったらいいのに」
・他者とのバウンダリーがない
・自分の考えを穏便に伝えるスキルに欠ける
・共依存に落ちやすい
・自分の中で妥協する
・何にでも「はい」としか言えない
👉要は、人がやばい!と思うような肉体的、精神的な脅威に直面した場合に、このような反応のどれかをすることが多い、ということです。
すぐにカッと怒る人は、1の闘争的な反応がすぐに出やすい傾向があると。
ちなみにこの分類法は、聖なる予言が提唱する「エネルギー・バンパイヤ」の分類とほぼ同じですね。
★エネルギー・ヴァンパイヤから身を守る方法
★「ご自愛」も大事
ここまでいうと、まるで爬虫類脳(生存本能)は悪いところばかりのようですけど、たとえばうつ病など精神的な疾患では、食欲や性欲、睡眠欲などの三大欲求の喪失や不完全な機能、さらには自殺願望のように生きたいという生存本能そのものがなくなってしまう場合もあります。
ここからはただの私の考えですが、他者に認めらえるためだけに、自分の欲求や感情的ニーズを無視して行動することが続いた場合、こういった自分の基本的で大事な欲求がおかしくなるのかなと。
また自我がなさすぎても、他人軸に傾倒しすぎたりし、自分軸も個性もなくなります。エゴのないアーティストもつまらないですし。
なので自分の子供のような爬虫類脳の願望(欲求)を、母親的な哺乳類脳で受け止め、協調性も考えつつ、父親のような理性(人間脳)で実現する、というプロセスで自分の欲求も満たしてあげる、ということもたまにしてあげてもいいんじゃないかなと。
自己犠牲の精神も美しく素晴らしいのですが、あまり疲れた(エネルギーが枯渇した)状態が続くと、どうしても自分が警戒モード(防衛反応)に入りやすくなりがちですから。まずは自分を癒し、満たすことが大事なのではないでしょうか。
最近、長くお付き合いいただいている、優しさがにじみ出ているレイキの先生が、「自分ファーストで!」とおっしゃっていましたが、いつも自分ファーストの人はこんなことは言わないんですよねwww優しくて、自分にできることはなんでもしてあげたい、というお優しい方は、時には「自分ファースト(自分を最優先)」と意識するくらいでちょうどじゃないかなと。
★エンパスや優しすぎる人が疲れやすい原因とは?セルフケアの重要性
★【再掲】ネガティブと思われているが、実は健康的な感情・行為7つ
いつも他人を思いやり、優しい方で、人混みで疲れやすいというタイプの方にお勧めな元気のチャージ法。