食事で摂ったエネルギーが消費するエネルギーを上回った生活が続くと、使われなかったエネルギーは体脂肪になり、肥満につながります。
栄養学ではカロリー(エネルギー)を重んじ、食事内容や量、生活スタイルなどの見直しをすることから始めます。
しかし、薬膳学ではカロリー(エネルギー)ではなく、「気・血・水(津液)」を重んじます。
「気」・・・全身を動かすエネルギー
「血」・・・全身に与える栄養
「水」・・・全身を潤す
これらの「気・血・水」のバランスが1つでも崩れると、体調不良(病気)になると考えます。
同じように、肥満も「気・血・水」のバランスが崩れた状態と考えるのです。
今回は、「気・血・水」とそれらにかかわる食材について理解していただくために、肥満を「気・血・水」タイプ別にして、また、その原因を解消するための手軽に始められる薬膳ハーブ茶の食材を紹介します。
〇気のバランスが崩れたストレス太りタイプであれば、ストレスを解消しましょう。
気の巡りを良くするためには、香りの高い食材がおすすめです。
★ミント レモングラス ジャスミン マイカイカ ローズ ローズマリー カモミール
〇血のバランスが崩れた脂肪太りタイプであれば、血液の滞りを解消しましょう。
★サンザシ 紅花 マイカイカ 煎り黒豆 ローズマリー シナモン
〇水のバランスが崩れた水太りタイプであれば、水分代謝を良くしましょう。
★ハトムギ 小豆 ジンジャー コーンひげ根 ハイビスカス
お好みでブレンドしてください。
薬膳&ハーブ茶で「気・血・水」のバランスを整えて、滞りのない体へとリセットしましょう!
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