先日、友人とともに奈良県の天理~桜井を訪れました。
目的地は、大神神社・長谷寺・石上神宮です。
大神神社は2015年に、長谷寺は西国三十三所めぐり他で以前にも行ったことがあるのですが、変わらないと感じるところもあれば、新鮮な感じを覚えるところもあります。
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春の花粉症が心配でしたが、無事にお参りを済ませることが出来ました。
まずは、大和國一の宮「大神神社」へ。
遠くからも見える巨大な大鳥居
そして、駐車場の遥か向うに見えるのが御神体とされる三輪山です。
二の鳥居の脇には「幽玄」の文字。
アスファルトの敷かれた参道が、ここからは砂利の参道となり森の中に入っていく感覚。
あきらかに空気が変わり、少し肌寒さを感じました。
大神神社は日本最古と言われる神社で、本殿が無く拝殿のみ。
後方の三輪山に鎮まるご祭神・大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を三ツ鳥居を通して拝します。
ちなみに大神神社は以前に御朱印をいただいているので、今回はいただいていません。
拝殿でお参りを済ませ、次に向かったのは摂社である
狭井(さい)神社。
大物主大神の荒魂をまつる神社で正式名は狭井坐大神荒魂神社(さいにいますおおみわのあらみたまじんじゃ)というそうです。
媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)、勢夜多々良姫命(せやたたらひめのみこと)、事代主神(ことしろぬしのかみ)が配祀されています。
「狭井」というのは、神聖な井戸のことで拝殿の左後ろには誰でも飲める湧水があり、万病に効くと言われています。
また、社務所でもペットボトルに詰められたお水を分けていただけます。
また、こちらの神社は三輪山への登拝口となっていて、拝殿向かって右側で入山の受付をされています。
この日は時間の都合で登拝できませんでした(涙)。
社務所で御朱印をいただきました。
狭井神社のすぐ近くには市杵島姫神社があります。
神社の周りには「鎮池」と呼ばれるお池がありこの一角だけ朱塗りで可愛らしい雰囲気です。
御祭神はもちろん、市杵島姫命。
宗像三女神のおひとりで水の神・海の神で弁財天と習合し芸能の神ともされていて、かならず水辺におまつりされています。
さて、次に狭井神社から西へ向かい、末社の久延彦神社(くえひこじんじゃ)をお参りしました。
久延毘古命(くえびこのみこと)をおまつりしています。
何でも知っている知恵の神様ということで、学業成就・合格祈願のためお参りされる受験生も多いとか。
久延毘古命は、古事記では「久延毘古とは"山田のそほど"のことである」と記されていて案山子のことなんです。
御朱印を頂きました。
お参りを済ませ、大鳥居のあたりに戻り、本来の参道といわれる道のわきに鎮まる摂社・綱越神社(つなこしじんじゃ)にもお参りしました。
本来なら、大神神社にお参りする前にお参りするべき、お祓いの神社。
通称・御祓(おんぱら)さん。
「夏越の祓」は「おんぱら祭」として綱越神社で行われます。
御祭神は祓戸大神(はらえどのおおかみ)。
祓戸大神は瀬織津比売(せおりつひめ)・速開都比売(はやあきつひめ)・気吹戸主(いぶきどぬし)・速佐須良比売(はやすさらひめ)の四神の総称とされています。
鳥居の奥に見えているのが拝殿で、その奥に小さな本殿がありました。
本殿拝殿に比べて敷地は広く、盛大に行われる夏越の祓の様子が想像できます。
旅の参考書
このあとは、長谷寺・石上神宮に向かいます。
長くなってしまったので、別記事で。