こんにちは!
今日も本題の前に過去記事を貼っておきます。よかったら読んでみてください。
そして今日も子供の偏食についてのシリーズの続きです。
長くなってしまったので「偏食について」というテーマに記事をまとめてあります。
シリーズ最初の記事から読んでいただけるとわかりやすいと思います。
生後18−36ヶ月 = 自分というものを自覚するようになる
この頃になると子供は自分が親とは別のものだということを理解するようになります。
そして、自分と親は別の人格だと認識します。
自分の一番身近で、頼りにしている親と自分自身が別のものだとハッキリと区別できる一番手っ取り早い方法が、親の言うことと反対のことをすることです。
だから2才児はよく「魔の2歳児」と呼ばれ、大好きな言葉は「いや」「だめ」「〇〇ちゃんの!」といったものになります。
決して反抗的な人間だからではありません。
(ちなみに11−13歳ごろにも同じようなことが起こります。この時期には自分がどういう人間なのかということを理解するために、親に反抗するようになります。)
5−7歳 =大きな認知的なシフトがあり、論理的思考に変わります。
知的機能の大きな飛躍が見られる年齢は 2−3歳、5−7歳、9−11歳です。
子供がひとつの認知ステージから次のステージにステップアップする時期には、年齢相応に感覚機能が発達している子供でも感覚機能の発達が後退します。
そのために、すべてのことが気になるようになります。
服の着心地が気に入らない、靴下の縫い目が気になる、シャワーの水が針のように感じる、スウェットしか着なくなる、砂場が嫌いになる などなど
その結果、感覚機能への刺激に疲れてしまって、できるだけ感覚機能を使わないでもいいように生活したがります。
だから 2−3歳、5−7歳、9−11歳ごろになると全く同じ食べ物ばかりを繰り返し食べたがるようになる子供が多いです。
そして、全く同じ食べ物として一番安定しているのは、工場で大量生産される加工食品やインスタント食品、ファーストフードチェーンの食品なので、栄養的にも問題が出てきます。
そして、同じ食べ物を繰り返し食べることによってバーンアウト(その食べ物に飽きてしまって食べられなくなること)が起こり、その食べ物がもう永久に食べられない食べ物になってしまいます。
重度の偏食の子供は 5歳の時よりも2歳の時のほうが食べられるものが多いことがほとんどです。
この、子供が要求するままに全く同じ食べ物を繰り返し与えてしまうというのは、実は偏食をさらに悪化させてしまう要因です。
これをすることで、2−3歳の子供が軽度の偏食になり、次の認知ステージに上がる5−7歳のターニングポイントで 今度は重度の偏食になってしまうパターンです。
Dr. Toomeyは25年間SOS approach to feedingで何千人もの子供たちの偏食を治してきましたが、プログラムを卒業した後に また偏食になって戻ってきた子供は8人だけで、その8人全員が プログラム卒業後に家庭で 同じものを繰り返し食べるのを許してしまったのが原因だったそうです。
同じ食べ物は毎日ではなくて、1日おき(またはそれ以下)に与えるようにしてください。
唯一毎日飲んでもいいのが牛乳です。
牛乳にバーンアウトする子供はわりと少ないです。1日に3−4回までにしてください。
水は食事やおやつのときに1回、ジュースも食事やおやつのときに1回(牛乳にバーンアウトしないように)
2−3歳以降は 起きている間は2時間半から3時間おきに食べるようにしてください。
1日に4−6回 軽めの食事(またはおやつ)を取ります。
そして食事とおやつには必ずタンパク質をなにか一品、炭水化物をなにか一品、野菜か果物をなにか一品 出すようにしてください。
次は家庭で食事の時間にできる工夫をご紹介しますね。
読んでいただいてありがとうございます。
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