こんにちは!
今日も本題の前に過去記事を貼っておきます。よかったら読んでみてください。
そして今日も子供の偏食についてのシリーズの続きです。
長くなってしまったので「偏食について」というテーマに記事をまとめてあります。
シリーズ最初の記事から読んでいただけるとわかりやすいと思います。
舌先を横方向に動かす動作 (Tongue Tip Lateralization)
食べ物をしっかりと噛んで食べるためには、Tongue Tip Lateralizationという、舌先を横方向に動かす動作がとても重要になります。
この動作をすることで食べ物を奥歯の上に移動することができるからです。
ステーキや鳥の胸肉などのしっかりとした肉、固い野菜や果物は奥歯を使って食べ物を噛み砕き、すり潰せないと食べられません。
食べ物をすり潰すには、Rotary chewingと呼ばれる動きをする必要があります。
これにあたる日本語が見つからなかったのですが、上下の奥歯を噛み合せた後、下顎を円を描くように横から下、そして反対の横から下の奥歯をスライドさせて元の位置に戻しながら食べ物をすりつぶします。
私がウラ紙を使って描いた才能あふれる絵でご説明します。
私達はこの舌先を横方向に動かす動作 (Tongue Tip Lateralization)を無意識にやっていますが、
実際には以下のような一連の動作をしています。
右の奥歯の上に食べ物を移動させる時は
1.舌の奥を後ろに引きます。
2.舌の右前側を縮めます。
3.同時に舌の左前側を伸ばして舌の先が右の奥歯に着くようにします。
この3つの動きを舌の左右、前後で行っているわけですが、
これにプラスしてさらにこの動きを複雑なものにしていることがあります。
舌の右側は右脳が、舌の左側は左脳がコントロールしているんです!
だから右脳と左脳の両方をバランス良く使わないとこの動きはうまくできません。
人の体は右側は左脳が、左側は右脳がコントロールしていますが、舌はその反対なんですね。
手や足は左右別々なので、同時に別々の動きをすることは比較的簡単ですが(それでもなかなか難しい時ありますよね?)、
舌は繋がっているので 左右別々の動きをするのは実はとても難しいことなんです。
だから
お子さんが問題なく話すことができるからといって、必ずしも口腔を動かす能力が発達しているとは限らないわけです。
舌先を奥歯につける動きをする言語はないですから。。。
私は舌の左右が脳の別々のところでコントロールされているなんて驚きました!
こんなに複雑なことを、きちんと教わることもなくできている方が変なのかもしれませんね。
続きます。
読んでいただいてありがとうございます。
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