【激臭料理を食べる】: 韓国② | 世界あちこち散歩

世界あちこち散歩

国内外の色々な所で見聞き・体験したヒト・モノ・コトを綴ります

韓国出張の2日目。

ソウルから約130キロ離れた
清州市」を車で訪問。

この日のハイライトは何と言っても
取引先にご馳走になった昼食。

エイ」を食べるか?と聞かれ、
すぐにそれが日本でも良く食べる
エイヒレ」の様なものでは無く、
韓国ならではの発酵させた珍味の
事だと気づきました。

この料理は
世界で2番目に臭い」とか
トイレの匂い」とか言われている
のは何となく知っていました。

同行した韓国人社員に聞いても
好きじゃない
積極的には注文しない
日本人には難しいかも
との意見だったのですが、
現地である程度普及している料理は
試してみたくなるのが私の性格。

是非食べさせて下さい
とお願いしました。

出てきたのはエイと豚肉、
キムチの3つを一緒に食べる
三合」と呼ばれる料理。

こうして食べると多少臭みが
減るとの事でしたが、まずは
エイだけで食べてみました。


鼻に近づけると噂通りの強烈な
アンモニア臭。

ただ、トイレとは違う(笑)。
あれはもっと別の様々な
邪悪なものが混ざっている匂い。

しばらく嗅ぎ続けた結果、
これは口に入れて良いもの」と
私の脳は判断しました。

そして思いきって口の中に。

刺激臭は更に大暴れ。

でも、次第に慣れてきて、
軟骨が固くて噛むのに手こずりは
しましたが、一切れを完食。

その後、豚肉、キムチと一緒にも
更に数切れ食べてみました。

まあ、今後、積極的に注文は
しないとは思いますが、
宴席で出てきたら有り難く頂戴
するでしょう。

今回は昼だったのでお酒は無し
でしたが、夜、韓国焼酎やマッコリ
と一緒だったら、もっと美味しく
いただけると思いました。

こうして、おもてなしを受けた客人
として、十分な礼儀をもって、
出されたものをきちんと食べたの
ですが、おもてなしはこれで終わり
ませんでした。

「三合」の後は普通の韓国料理を
楽しめると期待したのですが、
何と、次に出てきた皿もエイ料理!


こうなったら覚悟を決めて
何でも食べてやろうじゃないか!

今度は何だ?
エイの肝と鼻だと?
エイに鼻があったとは生意気な!

おっと、これは発酵されて無いので
意外と美味しい。
特に肝はいつかリピートするかも。

よし、エイはこれくらいにして、
そろそろ普通の魚がいいな🖤

よし、何か新しい皿が来たぞ。
むむ、今度こそエイっぽく無いな。


これは何ですか?」と聞く私。

エイのゼリー固めです」と取引先。

ブラボーーーーーーー!
みんなブラボー!

まるでエイのハットトリックやー。

とてもしらふではいられない、
酒だ酒だ、酒持って来い!と
一線を超えかけたところで正気に
戻り、またしてもエイ料理を
有り難く頂き、他にはキムチ、
スープ、ご飯をいただいたくらいで、
この日の昼食を終えました。

因みに、昼にこれだけインパクトの
ある料理を食べたので、夕食は
ソウルへの帰路のサービスエリアで
セルフサービスの簡単な食事を
取って済ませました。

ところで、韓国のエイ料理が
世界で2番目に臭いとすると
1番は何か?

それは北欧の国、
スウェーデン」で主に作られる
シュールストレミング」という
ニシンの塩漬けの缶詰めだそうです。

1位と2位の差にもよりますが、
2位を食べられたので、何となく
1位も食べられそうな気がしています。
いつか挑戦したらご報告します。

(続く)