いつ頃からか記憶が定かでは
無いのですが、気付いたら、
｢アイリッシュ・パブ｣を
街中で良く見かける様に
なっていました。
｢アイルランド｣を代表する
｢ギネス・ビール｣も
日本人に馴染みが深いものに
なって来ていると思います。
ギネス・ビールと聞いて
すぐに連想されるのは、
様々な世界一の記録を認定し、
本を出版したりしている
｢ギネス世界記録｣。
元々は、ギネス・ビールの
醸造会社の経営者の思いつき、
遊び心から始まった事業ですが、
今は切り離され、イギリスの
別の会社の運営となっています。
さて、私がアイルランドに
旅行したのは、2000年8月の
事でした。
その前数年間に、
アイルランドに関連した映画を
何本か観ていたので、
気になっていた国でした。
具体的には、以下の4作品です。
｢パトリオット・ゲーム｣
1992年公開。
出演はハリソン・フォード、
ショーン・ビーンなど。
｢ブローン・アウェイ｣
1994年公開。
出演はジェフ・ブリッジス、
トミー・リー・ジョーンズなど。
｢ジャッカル｣
1997年公開。
出演はリチャード・ギア、
ブルース・ウィルスなど。
｢タイタニック｣
1997年公開。
出演は
レオナルド・ディカプリオ、
ケイト・ウィンスレットなど。
最初の3作品は、
｢IRA(アイルランド
共和国軍)｣のテロリストが
題材になっています。
最後のタイタニックは、
映画のテーマとアイルランドは
直接的には関係しませんが、
主人公の二人が、三等船室で
他の乗客達と踊るシーンに
アイルランド音楽が使われて
いて、当時日本でも、
この映画をきっかけに、
アイルランド音楽への関心が
高まったと言われています。
さて、私がこの旅行で絶対に
観たかったのは3カ所。
まずは、十字架の交差部分を
囲む丸い環が特徴的な
｢ケルト十字｣。
何故だかわからないのですが、
旅行前から、写真を観ただけで、
このデザインには心引かれる
ものがあったのです。
｢ダブリン｣(首都)近郊の
｢モナスターボイス修道院跡｣
で観ることが出来ました。
次に、先史時代の墳墓と
されている、
｢ニューグレンジ｣。
世界遺産にも登録されている
｢ボイン渓谷の遺跡群｣の
1つです。
日本の古墳に似ています。
そしてもう一カ所。
やはり外せないのが
｢ギネス・ビール｣の工場。
一通りの展示を見学後に
飲んだギネスは最高でした。
その他、アイルランドで
印象的だったのは、
現地の人々が親切だった事。
街中で道がわからず、
ガイドブックの地図で
確認していると、すぐに
通りがかりの人が、
｢どうしましたか？｣と言う
感じで、声をかけて来て、
道を教えてくれました。
それがすごく自然で、
決して押しつけがましく無く、
大変心地良かったです。
そして、アイルランドと
言えば、忘れてはならない
ミュージシャンがいます。
それは
｢エンヤ(Enya)｣さんです。
一度聴いたら忘れられない
印象的な旋律で、多重録音
等の作成方法も独特です。
今でも多くのテレビ番組や
CMのBGMに彼女の曲が
使われています。
既に80年代の後半から、
世界及び日本で有名だった
らしいのですが、私自身が
彼女を知ったのは、
アイルランド旅行よりも後、
2001年9月のあの大事件、
｢アメリカ同時多発テロ｣
以降の事でした。
アメリカの報道番組等で
彼女の曲、
｢オンリー・タイム｣が
使われて、多くの人々の
心を癒したと言われており、
その後、日本や各国で
同様の使われ方がされる中、
洋楽には疎かった私も、
彼女の事を知りました。
もしアイルランドを再訪する
機会があったら、その時は
必ず、彼女の曲を聴きながら、
ケルト十字やアイルランドの
風景を眺めてみたいです。