フォームについてのご質問をいただきました。
ご質問の内容
ーご質問の内容ー
●足底の痛みが出そうな予感があったため、らくちんソックスをレースに使った
→ 2時間34分台で、痛みもなく、今シーズンでベストに近いタイムが出た
→ いつもより踵に近い部分で着地している感じがあった
→ 靴下の影響があったのか?それともコンディションが悪かったからでしょうか?
そんなご質問でした。
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正しいフォームとは
以下は私見です。
「怪我なく、速く走れたフォームが自分にとっての良いフォーム」だと思います。
心配だった足の裏の痛みもなく、ベストタイムが出せたなら、それは良いフォームと言えます。
正解がベストタイムを出すのではなく、ベストタイムを出した方法が正解だと思っています。
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●接地と着地の違い
足が最初に地面と触れることを接地、体重が一番乗るところを着地といいます。
地面につま先から触れ、足の裏全体で着地する場合を「フロント接地、フラット着地」そんな言い方をします。
●フラット着地の勘違い
ネットを見ていると、「フラット着地は足の裏全体で地面に着く走り方」とか、「足の中足部で体重を支える」など書いてあります。
人の体の構造の話をします。
インソールの広告に、「人の体は足の裏のアーチが支えている」そんな事が書いてある事がありますが、それは嘘です。実際に体重を支えているのは、小趾球、拇指球、踵の三点です。
立ったときの体重は、拇指球が35%、小趾球が15%、踵が50%です。
ゆえに、フラット着地とは、足の中足部で着地する・・・そんな表現よりも、若干 踵より(距骨の真下)に体重が乗ることになります。
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距骨(きょこつ)とは、足首にある骨で、片足に一つしかありません。着地の時に片足で立つ時、距骨は一つの骨で、ほぼ全体重を支えることになります。
距骨は足の中足部ではなく、それよりも後方(踵側)にあります。ゆえに、フラット着地で体重が乗るのは、足の裏全体、もしくは中足部(土踏まずのあたり)ではなく、若干後ろよりになります。
中足部に体重が乗ると、足の裏は過剰開帳を引き起こすので、足底筋膜炎になりやすくなります。
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●シューズの影響
人本来の動きは、意識しなくとも、体重を分散して支え、地面から受ける衝撃を前に進む力に変換する構造になっています。
しかしながら、シューズのドロップ角度(高低差)や、アーチサポート、クッション材が、素晴らしい人間の機能を邪魔することがあります。
●らくちんソックスの影響
らくちんソックスは、シューズによって発生する悪影響を軽減し、人の持つ正しい動きができるように設計しました。(TTA理論:特許取得)
ソックスがフォームを変えるのではなく、シューズが変えたフォームを元に戻す靴下です。
例えば時速6km/h (歩くに近い速度のジョグ)
左が普通の靴下、右がらくちんソックス
意識しなくとも、若干フォームは変化します。
2023-04-29
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