事実を集めて繋げれば・・・真実は必ず見えてくる。
夏休みになると、オスグッド(膝の痛み)の来院が増えます。他県からの来院が増えるからです。
近年、健康保険の仕組みでも変わったんでしょうか?
週三回のペースで、数か月、病院や、接骨院に通院し、治療を打ち切られての来院が増えています。
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膝を曲げると、この角度で痛みます。
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福島での原発事故では、本部の知識と、現場の状況の乖離が混迷を生みました。
知識だけでは治せない代表格が、このオスグッドや、成長痛・膝の痛みだと思います。
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「病院や、接骨院の先生は、何って言ってました?」 そう質問すると、こう返ってきます。
大腿四頭筋が、膝の皿にくっついて、膝の皿を介して脛骨粗面を引き上げる、、、、だから痛い
ですから、ももの筋肉を緩めるような治療をします・・・と。
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学校では、決められた事を、決められた通りに行える生徒を優等生と言いますが、
決められたことしかやらない医療なら もう 「 いらない 」。そう思う人も...いるかもしれません.
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たとえば、大腿四頭筋のうち、大腿直筋は、骨盤に着きます。
骨盤の動きが硬い場合も、大腿直筋を介し、膝の皿に影響を及ぼします。
骨盤の動きが失われた場合、大腿直筋のテンションを逃がすことができません。
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オスグッドや、シンスプリント、疲労骨折などで、他院に長く通院した後、
転院してくる患者さんは、
治せるだけでは、治すことができません。
考えても、みて下さいよ? 一週間に三回のペースで接骨院に通院し、
それでも痛みが変わらず、競技に復帰できていない状態で、
「もう、治らないんじゃないか?」 「もう、無理じゃないか?」
そんな、心が折れかけた状態で来るんですよ。 ・・・なんとかして下さいよ。
心が折れたら、なんにも治せません。相手が小さい子供なら、なおさらです。
ですから、何事にも屈せず、固く信じて心をまげない、
不退転の想いで事にあたります。
治療に大切なのは・・・・ “勝ち時(かちどき)” を・・・逃さないことだと思います。
まだ、やれるよ!、 まだ走れるよ!! って、伝えたいけど、・・・
僕は言葉で上手く伝える事が苦手ですから・・・ 結果で伝えたいと思っています。
三分で 前屈角度を変えました。 スピードが大事です。
体が変われば気分が変わります。 希望がもてなきゃ治療はできません。
時間をかけて治したのは、治したうちに入らない・・・ そんな時もあると思うのです。
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前屈の角度が変かわると、膝の屈曲角度はどう変わるでしょうか?
まだ、膝も足も触ってないけど、ここまで曲がるようになりました。
問診・検査から始めて5分後の変化です。
待合室で治しているのは、家族もみんなチームだからです。
「他の先生が諦めても、僕は まだ 全然あきらめてないよ」 って、
しけきったチームに・・・・背中で見せる必要があるからです。
子供達や、家族の心のケアも含めて・・・ トータル的に、みていく事が必要だと思うのです。
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次に治すのは、オスグッドや、成長痛のセオリーとは、まったく反対の屈筋群です。
骨盤の前傾、後傾を支配するのは、腰や、背中の筋肉はもちろんですが・・・
“オスグッド(成長痛)の原因” と検索すれば、
偉い病院の先生や、接骨院の先生が、 四頭筋 (太ももの前の筋肉) が原因と解説してる中で、
反対側の筋肉が重要と言ったなら、笑われるかもしれませんが・・・
●ハムストリングが重要だと思う理由●
■その一、
ハムストリングスは、骨盤、大腿直筋を介し、膝蓋骨や、脛骨粗面に影響を及ぼす位置関係にあること。
拮抗筋反射、連動動作・連動運動などにより、四頭筋と切り離して考えることは不可能な位置にあること
真実がどうなのか?私は知りませんが、
事実を集めて繋げれば、必ず真実に辿りつくものだと思っています。
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オスグッドは四頭筋が原因だと思ってる人達は、四頭筋だけやってればいいと思うのですが・・・
ハムストリングを緩めて、屈曲ができるようになった・・・ なんて書くと、
“オスグッドの原因は四頭筋の硬さ”だと思ってる 人達に・・・ インチキと呼ばれるんでしょうか?
治療前 治療後
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ハムを緩めることで、四頭筋に触れずに・・・ ここまで屈曲できるようになりました。
問診・検査から、ここまで費やした時間は 37分。
まだ四頭筋にアプローチする時間は残ってます。
真実はどうか?知りませんが、迷ったら、両方やれば・・・いいんじゃないでしょうか?
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●ハムストリングが重要だと思う理由●
■ その2 ※ 四頭筋だけ見てれば充分だと思う治療家さんは、スルーして下さいよ。
ハムストリングは、膝の捻じれ(アライメント)に影響を及ぼします。
主訴; 膝の痛み 二か月間 接骨院に通院した後の転院
アライメントが悪い膝。 真っ直ぐに立てていません。
10分で、膝のアライメントはこう変化しました。
治療前 治療後
膝のアライメントを治すと、屈曲角度は こう変化しました。
治療前 治療後
ここまでの変化に10分かかりました。 四頭筋は、まだ触っていません。
前屈ストレッチを改善しました。 三分かかりました。
膝の屈伸角度は、こう変化しました。 まだ四頭筋は触っていません。
治療開始から、13分の治療変化です。
まだ四頭筋は触っていませんが屈伸はできるようになりました。
膝関節は、構造的には顆状関節ですが、蝶番関節に近く、捻じれていると曲がりにくくなります。
膝の捻じれは、膝蓋骨と脛骨粗面を引き離します。
参考記事;オスグッドについて考える。
四頭筋だけ緩めておけば大丈夫と考える治療家さん達には、関係ない話ですが、
膝関節の捻じれを生むのは伸筋群ではなく、屈筋群です。
膝の捻じれは、歩く、走るなどの動きにより、筋力以上の外力で脛骨粗面を破壊します。
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以上の理由から、オスグッドは、四頭筋がパテラを持ち上げる事が原因だとしても、
私は四頭筋だけのアプローチでは足りないと考えます
若い治療家さん達にお願いなんですが、
教科書に載っている知識は、大正、昭和知識がほとんどです。
もっと、自由な発想で、治していったらどうでしょうか??
教科書が最新の知識ではなく、現場が最先端でなければいけません。
理学療法士さん達に お願いなんですが、ハムストの件、
知っててやらないのは、知らない者より・・・・罪が重いと思いますよ。
全力を出し切りましょう。それだけが正解です。
私たちは、まだまだ勉強が足りないと思う・・・今日この頃です。