前回のブログ
前回は、フルマラソンに挑戦するランナーさんのシューズについて書きました。
足首のケガは問題ですが、それ以上にシューズに大きな問題を抱えていました。
サイズ感や履き方は勿論、一番の問題は、目標レベルに合わないシューズを使用していたことです。
そこで私は、ケガ予防やパフォーマンス向上の観点から、新しいシューズの買い換えを提案しました。
この日はレースの3ヶ月前だったため、今交換すれば十分間に合うはずです。
今の時代、便利になりました。
私が指定したシューズを2足・2サイズ、計4足を取り寄せていただきました。
目的や走り方を考えた上で、注文したシューズはこの2足。
- アシックス ノヴァブラスト3
- アシックス ダイナブラスト3
アシックスのブラストシリーズを提案しました。
私も一時期使用していましたが、比較的扱いやすかった印象があります。
ノヴァブラスト3の特徴
- 練習からレースまで幅広く使える
- サブ4レベルのランナーがターゲット
- 厚みがあるため反発性/クッション性に優れる
- ヒールの厚さ→41mm
ダイナブラスト3の特徴
- トレーニング向きの設計
- ノヴァより少し薄いため接地感が分かりやすい
- ヒールの厚さ→34mm
つまり、同じ系統であっても目的が違うため、実際に履き比べをする必要があります。
共通している点は、
- 弾むような反発性に優れている
- プレートが入っていないため自由度が高い
- 転がる感覚が少ないため蹴って走ることも可能
実際に試してみると、サイズは両方とも問題無く、フィッティングにも問題はありませんでした。
感想を聞くと、ノヴァブラスト3の厚みが気に入っているようです。
また、2足の違いも何となく分かっていただけたようです。
結果としては、2足とも購入する流れとなりました。
2足両方を買うことを提案した理由
今回の流れとして、1足買うならノヴァブラスト3だったと思います。
勿論1足だけでも、練習からレースまで問題無く走ることは可能です。
しかし私は、敢えて2足を使い分けることを強くオススメしました。
実際に、
- 短い距離のjogやスピード意識ではダイナ
- ロング走やレース当日はノヴァ
このような形での使い分けを提案しました。
そうすることで、
- 消耗を防いでシューズを長持ちさせる
- 身体への負担を意図的に変えてトレーニング効果を上げる
- レースの距離やコース状況などに対応しやすくなる
このようなプラス効果があると考えられます。
競技経験がある方なら分かっていると思いますが、シューズの使い分けをすることは当たり前の話です。
市民ランナーさんでも、普段の練習用とレース用で使い分けている方は多くいます。
しかし、練習用のシューズを使い分けている方は少ない印象を持っています。
私は、練習でも目的や走るコースが変わるように、シューズもそれに合わせて変える必要があると思っています。
本当にオススメしたいシューズの買い方
今回は、同じシリーズで厚みやクッション性の異なるシューズを2足揃えました。
一番分かりやすいのは、このような買い方です。
しかし、より練習でのケガ予防やトレーニング効果の増大、レースで記録を出すための選び方があると考えます。
それは・・・
違う系統のシューズを履き分ける
ことです。
シューズには、
- 動きづくりに適した薄いシューズ
- 脚への負担を減らすクッション系シューズ
- 転がる走りで記録を狙うカーボンシューズ
などがあります。
つまり、シューズにも得意分野があり、分野が異なるシューズを履くことは、ケガやパフォーマンス低下に繋がることが考えられます。
だからこそ私は、シューズを複数使い分けることを提案しています。
(機会があれば私の使い分けを紹介したいと思います)
シューズが決まったので、あとは練習とケアを継続することが大切です。
最初のシューズをチェックした際に、トレーニングを紹介しました。
次回は、紹介したトレーニングと目的についてお話しします。
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