PLUSbodyのシューズチェック紹介です。

 

今回の取り組み

★シューズのフィッティング

・30代男性 フルマラソン初挑戦

・左足首内側痛

・シューズの履き方紹介

・適切なシューズ選び紹介

 

今回は、足首の痛みの相談を受けたランナーさんのお話です。

趣味でランニングをしているが、シューズやトレーニングの知識が無く、ほぼネットの情報などを頼りに練習しているようです。

 

足の痛みを起こすランナーで注目したいのは、勿論シューズのフィッティングです。

1回目のメンテナンスが終わった段階で、シューズを持ってくるように頼みました。

 

今回のキーとなる話は後ほどに回し、その日の流れを紹介します。

まずは足のサイズを計測して、シューレースを編みます。

オーバーラップで編み終わったら、ヒールカップに踵を合わせて、

アッパーを密着させて締めていきます。

最近は布地以外のシューズが増えていますが、私はどうもビニール系の素材が好きではありません。

(この話はまた別の機会に・・・)

フィッティングが終わってからサイズをチェックすると、つま先に余裕がありました。

これではしっかりフィットさせても、

  • シューレースが違う位置で足首を締め付ける
  • ブレーキをかけると中で足が前へ動く
  • 力の伝達が不十分になり足首で蹴る動きが起こる

などが起こると考えられ、結果として足首の負担となっていると思います。

そのため、サイズの調整やフィット性の見直しをすることも、足首の痛みを防ぐためには重要となります。

 

ここからが本題です。

このランナーさんが持ってきたシューズが何か分かりますか?

「NIKE ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」

レースシューズにおいて圧倒的シェアを誇る、NIKEの厚底シューズです。

最近では、市民ランナーでも当たり前のように見かけるようになった印象です。

ここで注目したいのは、ヴェイパーフライの性能目的です。

  • フルマラソン サブ2〜3レベル
  • カーボンプレート内蔵→転がるような推進力
  • スピードが遅いと推進力が低くなる

大まかに挙げると、このような特徴があります。

 

今回のランナーさんは、フルマラソンが初めて、目標はサブ4とのことです。

つまり、このシューズがターゲットとしているペースとは大きくかけ離れています。

さらに問題なのは、普段の練習からこの1足のみで走っていることです。

レースペースより遅い練習で使うと、様々な問題が起こると考えられます。

本人としては「走りやすい」との意見でしたが、私から見るとハイリスク・ハイリターンであると思います。

 

ランニング障害が起こる部位

体幹部骨盤周りを使って走れないと、末端を故障する傾向にあると私は考えています。

ヴェイパーフライに限らず、厚底シューズは骨盤への負担が大きく、そこを上手に使って走ることで推進力を生み出しています。

つまり・・・

膝や足首の故障を誘発している

=体幹部や骨盤周囲を使って走れていない

と言い換えることができます。

特にカーボンプレート内蔵のシューズに関しては推進力が強く、身体へかかる負担も大きくなります。

速く走ることを想定して作られたシューズで、ゆっくり走ると何が起こるか想像がつくと思います。

 

今回のケースをまとめると、

  • シューズのサイズやフィット性に問題がある
  • 目的に合わないシューズを使用している
  • 走るための体づくりが十分にできてない

などの要因が絡み合い、足首の痛みを起こしたと考えられます。

 

では、このランナーさんがフルマラソンを走るために何が必要なのか?

この日の話は続きがあります・・・

同じ日に実践したトレーニング

 

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