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短歌往来2022年8月号に
作品が掲載されました
nagarami@jasmine.ocn.ne.jp
03-3234-2926
(ながらみ書房さま)
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及ばぬ高き姿を追へ。
新古今見ざる歌詠みは
遺恨のことなり。
ごきげんよう、梶間和歌です。
ご参加でない方のほうが
多いかと思いますが、
いま、梶間和歌の運営する
Facebookグループが
うれしいことに
大変盛り上がっています。
というのも……
ホームページ閉鎖に伴い
各種サービスの案内文を
書き直し
noteに掲載している旨
はお話しましたが、
その一環で
Facebookグループのご案内文も
新たなものにしたのでした。
以前のご案内文には
平安貴族がそうしたように
日常のものとして
歌をやり取りする
(または、それを眺めて楽しむ)
のが目的のグループです、
ということしか
書いていなかったか
と思います。
が、グループを運営しながら
その他いろいろな楽しみ方を
思いついたこともあり、
歌を練習する
という楽しみ方も
今回の案内文に加えたのでした。
ウタレンや付け句を
していた時期もありますしね。
(こちらの記事内のリンク先からは
Facebookグループの入り口に飛べません。
こちらからどうぞ)
ということで、
主旨を考え直し文章を書き直し
新しい案内文を掲載すると、
すぐに
新メンバーさんもご参加になり、
ここ数日のFacebookグループは
いたく盛り上がっております。
さて、
メンバーさんが増えたことも
盛り上がりのきっかけでは
ありますが、
もうひとつ別の要素もあります。
この4月から私が
こっそり試みていたチャレンジを
グループの皆さんと共有して
取り組むことにしたものが
ありまして。
それが
「堀河百首」チャレンジです。
やる気が出るまで待っていては永遠に始められないと思い、
— 梶間和歌@『短歌往来』8月号作品掲載 (@WakaKajima) April 23, 2022
「堀河百首」題での題詠を一日1首ペースで詠み始めるなど。
「堀河百首」の該当歌16首を読み、1首詠む。
一日1首、アルバイトなどで無理な日を見込んでも200日ぐらいあればいけるのでは。
取り急ぎ「立春」は終えました。
まあ、この一日1首には
早々に挫折するのですが、
それはともかく。
「鶯」終えました。
— 梶間和歌@『短歌往来』8月号作品掲載 (@WakaKajima) April 26, 2022
詠み慣れた歌題と思っても、きちんとその本意(ほい)をつかんで詠もうとすると、果たしてできているかどうか。立ち返らされます。#和歌の堀河チャレンジ
「梅花」終えました。
— 梶間和歌@『短歌往来』8月号作品掲載 (@WakaKajima) May 12, 2022
梅と詠まず、朧月とうぐいすで梅の開花を表してみました。#和歌の堀河チャレンジ
このように、
「堀河百首」題で
100首詠むことを
ただこなすのでなく
訓練として意味のあるものに
なるよう
Twitterで進捗を報告しながら
取り組んでおりました。
途中からは、
「今日は○○題で詠みました」と
ただ報告するのではなく
「「堀河百首」の16首を
読むかぎり、この題は
こういうふうに詠むものらしい」
「この本によると
伝統的にこうだったらしい」
という気づきや再発見も
ツイートするようになりまして。
またひと月空けてしまいましたが、「早蕨」を終えました。
— 梶間和歌@『短歌往来』8月号作品掲載 (@WakaKajima) August 4, 2022
「野焼きはまだなのに早蕨は萌え(≒燃え)る」というのが堀河百首のころの定型なのですね。
私はこれに『源氏物語』「早蕨」巻の巻名の由来となった和歌の本歌取りを掛け合わせました。
#和歌の堀河チャレンジ
「喚子鳥」終えました。
— 梶間和歌@『短歌往来』8月号作品掲載 (@WakaKajima) August 8, 2022
そもそも平安時代の歌人たちにもその正体のわかっていなかった鳥を、概念のみで詠う。
現代的な感覚に毒されているとできませんね。
歌枕と同じようなものだと捉えればよいかと。
(そもそも「歌枕」はもともと「歌語」の意。実態に意味はない)#和歌の堀河チャレンジ
「董菜」終えました。
— 梶間和歌@『短歌往来』8月号作品掲載 (@WakaKajima) August 10, 2022
馴染みのない題でも、まず「堀河百首」の16首を詠み、
共通項を抽出して詠むのですが、
董も難しかったな……。
特定の歌枕とセットになるのではなく、
荒れた土地、鄙びた土地、野や山とわかる詠み方がなされればOKであるようです。#和歌の堀河チャレンジ
と、春部の4分の3ぐらいを
終えたところで
これをFacebookグループで
公開、呼び掛けたら、
グループメンバーさんの
勉強にも刺激にもなるだろう
というアイディアが。
スプレッドシートを作るなど
準備を整え、グループ内で
企画を立ててみたのでした。
常々レスポンスの早い
メンバーさんもおられて
大変うれしいのですが、
今回もこれにさっそく応えて
「題で詠むのは初めてでした! 」
と歌を投稿される方も
いらっしゃいました。
私の呼び掛けがきっかけとなり
初めてのことに挑戦されるとは、
たとえそれが和歌でなくとも
とてもうれしいです。
(和歌を主としていますが、
短歌の投稿もOKのグループです)
こちらのグループで
「堀河百首」チャレンジを
開始したことで、
私自身の勉強も
「自分がただ本意(ほい)を捉えて
適切に和歌を詠めるようになる
だけでなく、
そうして学んだものを
メンバーさんに還元する形で
まとめてみよう」
という方向に変化しました。
そちら、次の記事で
まとめてみますので、
題詠や、和歌の題の心について
関心のある方は
明日の記事もお楽しみに
お待ちくださいね。
しかし、ちょっとだけ見せちゃう。
いつも応援、
また金銭的なご支援も
本当にありがとうございます。
金銭面の懸念された引っ越しも
なんとか終え
もうすぐ1年になりますが、
おかげさまで
無事生活できております。
見守ってくださるすべての方に
感謝しつつ、
貴重なお金を使って
ご寄付、また引っ越し祝いを
下さいました方には
特に厚く御礼申し上げます。
今後とも
それぞれの及ばぬ高き姿を
それぞれの役割とペースで
追ってゆきましょうね。
私は和歌において、
あなたはあなたの領分で。
梶間和歌にいっそう和歌仕事に
集中させるべく、引き続き
応援よろしくお願いいたします。
それでは、またね。
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アルバイトが閑散期に入り、
月末の引き落としが
心もとない状態です。
あなたの応援が
私の和歌仕事の質を
担保し、向上させます。
あくまでご無理のない範囲で、
ご検討よろしくお願いいたします。
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