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和歌を学ぶ「歌塾」
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作品掲載
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第67回角川短歌賞応募作
50首詠
「青春を生きたあなた」
梶間和歌
作品全編:
これまでの解説:
自己の傷ついた経験を
昇華しきらないうちは、
人間はその傷を
全人類にとり尊重すべき
特別なものである、
と(無意識に)思いたがる弱さを
持つ。
傷が昇華していないのに
傷ついた体験と自己を
適切に切り離し
歌なり何なりに適切に用いる強さ
を持った人間などそうそういない。
(稀にいますが、
自分がそうであると思わないことです)
そして、自己と感情や体験を
べったりくっつけた状態で
ドヤドヤ描かれた歌は
まず成功しない。
人間の弱さを含めた
それらの特徴と
歌の成功、失敗の法則を
冷静に考えるならば、
傷が癒えたと思われるまでは
それを扱わないこと
が、オナニー行為を避けるべく
最も確実な手段でしょう。
私は人間の、そして自分の弱さを
ある程度自覚している、
同時に和歌を愛しています。
そのふたつの前提があれば、
「空手道にまつわる事柄は
扱わないでおこう」
という選択に至るのも
自然なことでした。
私が強いわけでも
賢いわけでもない。
ただ、一定程度冷静で、
同時に和歌を愛しているだけ。
どう考えても
傷が癒えているとはいえない
高校時代の空手道に関わる
事柄を
過去の(そして現在の)私が
歌に扱った場合、
それは、私が日ごろ
「やめろ」と言っている
オナニーの道具として
歌を利用する行為
になる可能性が高かった。
人に厳しいということは、
そのぶん
自分にも厳しいということです。
その点、光源氏とは違います。
そのくらいの矜持はあります。
「するな」と人に
口酸っぱく言っているそれと
まったく同じ行為を
自分がしてしまうとしたら。
それは、
まずなんとしても避けたかった。
仮に私が
人に和歌を指導する立場に
なかったとしても、
『古今集』や『後撰集』に
まったく共感しない私に
「私の傷を知ってほしい」
という自己顕示的な詠歌姿勢は
選べなかったでしょう。
美学が先か気質が先か……
どちらが先ということも
明確にはありませんが、
そうした思想があり、
私は空手道や
その世界での出来事を
歌に詠むことを
自分に禁じてきました。
禁じるというか、そもそも
詠みたいという欲求も
ありませんでしたしね。
いつかそうするにふさわしい時、
私が空手道で負った傷を
完全に乗り越えた時には
必要に応じてそれらを詠むことに
なるかもしれないけれど、
どう考えてもそれはいまでないし、
別に詠みたいとも思わない、
という感覚でした。
という背景を前提として、
【第2章】の先輩のアドバイスを
受けるわけです。
続きはまた明日。
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