神から人へ。人から神へ。
この世に下ろせし多くの恵みを、残さず頂き、使いてゆけよ。
これまでの恩を、大愛(たいあい)を、返してゆけよ。応えてゆけよ。
さにて本日何を問うや。
(宗教以外で人が神様とご縁を結ぶには、どうすればよいでしょうか。また、祈りの仕方もお教え下さい)
では教えん。神との縁の結び方。
縁をつなぎて続ける方を。
先ずは心を浄めゆくこと。
神に感謝を捧げゆくこと。
そのみを日々に繰り返せよ。
怠(おこた)ることなく、怠(なま)けるなく。
日々の感謝は己を浄め、心を高めて、保ちおきなん。
なれば特別 難(かた)きこと、するを要さず。するも意味なし。
神への感謝は特別ならず。
人の務めよ。当然のこと。
なれば神への奉納も、神との縁を結ぶにあれど、さなる供物(くもつ)や献上よりも、神は喜び、受け取られん。
神への感謝の高き祈りを。
なれば祈りは感謝から。
神への感謝と生の喜び。
そのみを伝えよ。届けよ、神に。
人の祈りは、魂浄め、心を高めてこそ行えよ。
なれど祈りの力をもちて、魂浄める、そもまた可なり。
二つは車の両輪の如(ごと)。
魂浄めて祈りを高めよ。
祈りを高めて、魂浄めよ。
魂浄める、そは易きこと。
人への感謝と、幸(さち)願う、素直な誠の心のみあれ。
なれば心は浄まらん。
自(おの)ずと謙虚に清浄に、保たれゆかん。高まりゆかん。
なれば神への祈りも同じ。
神のお役に立つことを、神に願いて、捧げる心。
なればことばは平易にあれよ。
難(むずか)しき語句、ことばは要らぬ。
ただに素直な音を選べよ。
澄みし音にて清らかに。無心の心で、委(ゆだ)ねる心で。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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