神の恵みの真のご意図は、人がこの世に繁栄し、快楽、享楽(きょうらく)、愉楽(ゆらく)にあらず。
一人一人が輪となりて、神との縁(円)を中心に、己のみ役を果たし仕えて、さらなる昇華に努めゆくこと。
独り外れて、遠ざかり、自己中心の身勝手は、神のご意図を裏切る傲慢。
よく戒めて、省みるべし。
己の過去の生き方を。
人の幸せ、向上を、少しも手伝い、助けとなりしか。
神の喜ぶ行いせしか。
これより後にも、まだ時はあり。
残されし時の全てを懸けよ。
いかなる生業、職業にても、必ずみ役はあるなれば。
神のご意図に外れざらば、いかなる職にも、祝福あらん。
全ては支え、助け合うもの。
なれば、一つの欠けたるも、循環止まり、調和は崩れん。
己の業の意味と意義を、広き視野から、捉えるべけれ。
人の害なる職ならば、必ず神は禊がれて、自ずと滅び、消えてゆきなん。
(人にとって有害無益な職業とは、どのような職業でしょうか)
益する者が、己独りの、人の繁栄妨ぐるもの。
人を愚昧(ぐまい)に留めおき、迷妄深め、狂わすものなり。
さにて神への縁を遠ざけ、神への感謝を打ち捨てて、己の我(が)のみを伸ばすもの。
(たとえ軍事産業であっても、科学は進歩し、人類の繁栄に役立つ一面はあるのではないでしょうか)
もっともならん。当然ならん。
なれどそこそが人知の浅さよ。
人の目先の繁栄のみの、調和忘れし、愚考なり。
物質のみの豊かさもたらし、そを繁栄と、進化とあやまつ。
心の高めを問うことなくば、いかなる進歩も、進歩にあらず。
精神忘れし学問は、神の許さぬ学問なれば。
神の光を失いて、電気の光を慕う愚かよ。
迷い雲りし魂ならば、ますます強めん、あやまちを。
自然の恵みを壊してまでも、人工化学を追い求めなん。
さなる職業、生業は、いつか滅びん。滅ぼされん。
互いに損ない、自滅して、何も残らぬ荒廃の世よ。
なれば銘々、一人一人が、神との対話を行いて、己の生き方 在り方を、神に問うべし。質(ただ)すべし。
さなれば必ず世も正されん。
狂い乱れも、改められん。
この先、時は、さらに早めん。
滅亡のときを、迎えなん。
急ぎ、手伝え。救いてゆけよ。
人類存亡(そんぼう)、危急(ききゅう)の境。
一人一人の心を合わせ、神のお役に立ちてゆけよ。
さにて。
これより後のさらなるみ役を。
神の手となれ、足となれよ。
さにて。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
http://www4.tokai.or.jp/kmh/index.html