多少の失敗、あやまち、挫折。
そに囚われず、進みてゆけよ。
神への感謝を忘れざらば、道は拓かれ、夢も叶わん。
人の助けも、怠(おこた)るなかれ。
人を救うは、ことばによりて、神への気付きを与えることなり。
無理に改心強要すとも、逆に離れて、遠ざかりなん。
神の手伝い、助けとは、人を導き、神へとつなぎ、ことばを浄めることを教えよ。
それのみなして、後は任せよ。
その魂の高からば、自(おの)ずと気付きて、変わりてゆかん。
なれど低くて、浅き者なら、救うに能わぬ魂なれば、禊ぎが働き、浄められん。
神の真の思いを知らば、よく使われて、働けよ。
神の思いを伝えてゆけよ。
それのみ急がる、最期の時なれ。
さにて本日、神への感謝と、祈りを捧ぐることを教えき。
よくよく読みて、肚(はら)に納めよ。
いきなり高きことを求めず、先ずは始めよ、易しきことから。
その後一段昇華しなば、自ずと高きことも覚えん。
先ずは感謝とことばの浄め。
汚きことばを使わぬことなり。
小さき器に納まるなかれ。
思いは高く、広く持てよ。
今日明日のことに、囚わるるなよ。
つまらぬ思いに拘(こだわ)るなかれ。
神と共にあることを、神に使われ、生きる意味を、よくよく真摯(しんし)に、思い直せよ。
神から人への教えは終わり、後は待つのみ、自然の昇華。
さらに高まり、清まりゆくか。
それとも、留まり、腐りてゆくか。
神にも分からぬ、人の昇華は。
救えぬ魂、救える魂、神にも為し得ぬ、最期の決断。
自然の仕組み、法則に、任せておくのみ、委ねるのみなれ。
最期の結果も全ては己に、原因あれば、そこから悟れよ。
そこから気付きて、悔い詫びよ。
そこから始めよ、人の道。
霊行の道。
神への近道。
さにて終わる。
そなたも浄めよ、さらに高めよ。
いよいよ迎えん、最期の時を。
今日や明日にて始まるになし。
時の流れは永遠なりて、過去から未来へ続きゆくもの。
その循環に、任せながらも、人の努力を尽くしてゆけよ。
さにて。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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