神から人へ。
神から人へ、教えて残し、伝えて残せ。
神から人への教えの全てを。
全ての教えを伝え残せよ。
人への遠慮も、気兼ねもいらぬ。
今は急げよ。
急ぎ広めよ。
神は人類全てを救い、助けてゆきたし。
拾いてゆきたし。
なれど叶わぬ、この世の汚れよ。
汚れし魂、救う能(あたわ)わず。
濁りし心、拾いてゆけず。
ただ自らの精進努力に、己を禊ぎて、浄めし者のみ、神は救いて、拾いてゆきなん。
神から人へ。
人から神へ。
互いを近づけ、高め合うよう、これより後にも問答続けん。
これから後にも、答えてゆかん。
今から後まで、来世までも、神は導き、示してゆかん。
これより後にもさらに浄めて、高めてゆけよ。強めてゆけよ。
神への信は、常永久(とことわ)の愛。
結びて、外れず。
解けて離れず。
固く結びて、切れぬ縁。
後の世までも、つながり続けん。
さなるご縁を頂きし者。
尊きみ役を賜りし者。
神への感謝と帰依の思いを、さらにも強めて、高めてゆけよ。
神への信は揺るぐことなく、さらに求めて、引きつけ合うらん。
さにて、本日何を問うや。
(富士山について、お教え下さい)
さなり。
富士なる山は神の山。
神の降りられ、留まる山なり。
なれば霊峰、霊場なりて、古代、神世の昔より、人の信仰、集めし山なり。
神の神体、祭るもその山。
神のご加護を頂くも、そこ。
さなる尊き山なれば、人はこぞりて登るを望み、生涯一度は頂上目指し、二度も三度も登る者あり。
富士の霊場、霊験(れいげん)あらたか。
なれば気を付け、心するべし。
軽き悪戯(いたずら)、遊び心で、山に登りて、分け入る者は、ときに怒りを、祟(たた)りを招かん。
富士のお山を守る神々。
富士とご縁の深き神々。
全ての神の守護を集めて、霊山富士は、そびえたり。
富士に登りて、神に近付き、神とのご縁を賜りし後、突然み役を賜るもあり。
不意の不幸を逃るるもあり。
危うき事故を避けるもありき。
さなる霊験あらたかなれば、怒り呪いも強かるらん。
なれば遊びや運動の、登山散策、避けるがよけれ。
何故とあらば、富士には尊き神もあり。
なれど卑しく心低き、呪いの渦巻く地帯もあるらん。
なれば心に罪溜めし者、卑しき思いの、願いの者は、容易に祟られ、乗り移られん。
よくよく気を付け、心改め、心の次元をさらに高めて、神聖なるのみ、入るを許さる。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
http://www4.tokai.or.jp/kmh/index.html