余計の概念、構えは取れよ。
努力は大切、忍耐辛抱。
なれど邪魔なる我の強さ。
頑固頑迷(がんこがんめい)、固陋迷妄(ころうめいもう)。
神の心をさえ疑いて、科学数式、そに頼らんとする。
真の真理を知らぬ者なら、次なる世には、生きるに難(かた)し。
ただ徒(いたずら)に見えるもののみ、信じる愚昧(ぐまい)は、今世限りよ。
次なる世にて この世を動かす、神の真理を信ずる者のみ、生まれ変わるを許されなん。
神を信じぬことを誇り、神を汚すの過ちは、すぐにも改め、戒めるべし。
神を信じて委ねる心、素直に清き心のみ、今を生き抜く心得なるらん。
そもまた今に急がる修行。
人を救うも、そのことなれば、神との縁をさらに広げよ。
今人に、与えしこと、もの、現象、全て、そを悟らすための神の仕組みよ。
ミロクの世には全てが自然に、何の不思議もなきことなれど、今の次元のままの者には、何もわからず何も見えず、ただ苦しみの世となるなれば、たとえ生まれて現るるとも、そこは地獄の世界と映らん。
今のこの世で高めてゆけよ。浄めてゆけよ。
取りてゆけよ。我欲我執と、神への疑い。
学問、人知、物質信仰。
かえりて邪魔なり、重荷となるのみ。
ミロクの世には、次元の高き、尊き精神、そのみが生きて、真の浄土を作り上げなん。
そこにも修行はあるらめど、次元の低き魂には、辛く苦しきことのみ増さん。
物質のみしか見えぬ心に、ミロクは辛く耐え難かるらん。
今のこの世に生まれし幸を、感謝せぬ者、魂には、ミロクの世界は、遥かに高く、魂の汚れを取ることすらも、適わず、能わず、滅びる仕組み。
素直に清く、無心の心。
無欲の心を培(つちか)えよ。
神の望まる心の高さへ、日々の努力を怠(おこた)るなかれ。
さにて、本日、ミロクの世界の、魂、心のありかた教えき。
さらにも浄めて、高めてゆかれよ。
さにて。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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