神から人へ。
神から人へ。人から神へ。
互いに捧げて、尽くし合うこと。互いに仕えて、助け合うこと。
今そのれみが急がるる。
つまらぬ計算、打算に負けず、心豊かに、尊くあれよ。
さにて本日、何を問うや。
(日本のことば、文字、についてお教え下さい)
そもまた、深く、重き意味なり。
一つ二つを教えども、全ては広大、甚大(じんだい)なれば。
ことばといえども時代と共に、変わり進みて、元のことばは、少しも残らぬものもあれば、残りて使わるものも多し。
今人の世に残さるるは、古代の神のことばにあらず。
なれど言霊、奥の神意は、変わらず残され、こめられたり。
神のことばに戻すためには、その先駆(さきが)けが必要なるらん。
古代のことばの研究者、言霊研究、そも然(しか)り。
なれど、言霊、全てを知るには、深き教養それのみならず、古代の魂、必要なり。
学問、人知、そのみに解け得ぬ、深き神意は、学びて分からず。
なれど学問、研究にても、言霊解釈可能なり。
なれば怠(なま)けず怠(おこた)らず、学問勤(いそ)しみ、学びてゆけよ。
日本のことばは神に近く、神のことばを多く残しぬ。
なれば言霊 働きなば、必ず、浄めも進むものなり。
言霊働くそのためには、言霊使う心が大切。
心とことばと、魂と、全てを浄めて磨きゆけよ。それのみなれば、言霊活かすは。
言霊知るには、先ず浄めよ。心の曇りを取りゆけよ。
心の濁れることばには、自ずと濁りし言霊なるらん。
ことばの汚き発音にも、汚きことばの使い方にも、いつしか邪神がこもり潜みて、心を蝕(むしば)み、巣くいてゆきなん。
真の言霊甦らせよ。
人類努力し、力合わせよ。
なれど今の乱世にては、目先の利益を追う者ばかり。
ことばを汚して、省(かえり)みもせず、さらに利益を増やさんとする。
さなる人間、さもしき魂、低き心に、人は救えず。
この世を浄める、そもまた不可なり。
今は残され、選ばれし、者のみ告げなん、示して教えん。
次なる世のため、人のため、ことばの大事さ、尊さ、知らせん。
素直に受けて、感謝する者、それのみ、残され、導かれなん。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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