今求むるは、神のことばを、多く知らしめ、伝うること。
怠りなきよう、漏らすなきよう、残らず書きて、記し残して、人に伝えて、聞かせ知らせよ。
神のことばは永遠なり。
永久(とわ)に残りて、人に伝わる。
なればこそ、過つことなく、外(はず)れるなく、逸(そ)れることなく、書き留めよ。
正確にして、精密に、神の心を写しとれ。
心を白く、無私の心で、透き通りぬる管の如くに。
神の想念、考え、思いを、神の波長に合わするように、己を高め、縛ることなく、神の波長、速さに高め、己を緩め、解き放ち、自由で無垢なる魂もちて、神の伝えん思いを捉え、紙に写して、書き残 されよ。
心に浮かぶ想念を、瞬時に捉え、ことばに直し、人のことばに照らし合わせて、最も近き意味表す、ことばに換えよ。文字にせよ。
神は喜ぶ。人の努力と精進を。
人の全てが神のため、神のお仕組み、経綸(けいりん)のため、己尽くして捧げんと、身をもち、預けて、神に委ねる。
神は使わん、高き思いを。神は拾わん、一人の思い、一人の願いも、見落とすなく。
神の心に適うるならば、残さず拾いて、叶えんとさる。
神は人の一人一人、全てを愛しみ、愛するなれば、一人一人を救わんと、機会を与え、目覚めさせんと、仕組み起こして、出会わせて、気付きの機会を与え給う。
なれども、鈍く疎(うと)きかな。
気付かず、過ぎて、繰り返す。
過ち、罪科(つみとが)、汚れ、争い。
神のことばに耳傾けば、心は開かれ、さらに求めん。
神の み心、みことばに、こもりし意味を魂気付き、魂は高まり、浄まらん。
人の心は器小さく、入り得る量の限らるれば、人はすぐにも、不平で満たす。
なれども、神のみことばは、心満たして溢(あふ)れし後も、尚(なお) 潤わし、輝かさん。
溢れこぼれし神のことばは、光を放ち、広がりて、次なる魂、人に伝わる。
溢れて、流れて、広がりて、さにても減らず、増え続くなり。
神の尊くありがたき、ことばを伝える御用の者は、神のことばを伝えることにて、さらに浄まり、高まらん。
神のご縁を結び広げて、神とのご縁をさらに深めん。絆(きずな) 強めん。
心に感謝、魂に光。
ことばをもちて、心に祈り、光をもちて、魂に浄め。
~神から人へ〈下〉: 今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~
http://www4.tokai.or.jp/kmh/index.html