人は誤り、理解せん。
勝手なるまま、己本意の、解釈、理解、要らぬ詮索。
なれば、今の時には、過(あやま)つな。
遅れは生じん。妨げ入らん。
神のみ役を課されし者に、神を信じる心の者に、先ずは伝えてゆくが大事。
なれば、広め伝えは、時を待て。
神の仕組みに従いて、己の判断、脇に置け。
神の経綸(けいりん)、お仕組みも、人の愚かな浅見(せんけん)にて、狂い、乱れて、遅れを生じん。
ただ忠実に、そのままに、人間心を慎みて、神に任せて委ぬればよし。
神は心の素直な者に、神のことばを伝えるなれば、ただひたすらに書き留め写し、僅(わず)かの狂い、間違いなく、人に伝えてゆけばよし。
僅かの曇り、迷いなく、疑い入れず、解釈混ぜず。
ただただ無心の行こそよけれ。
なれば、読みし者にも伝わらん、神の波動と、神の願い。
神の祈りのことばの奥の、神の慈愛の浄めを受けん。
なればこそなり。
神の愛、神の波動の浄めを拡げ、人の魂に呼び掛けて、心の内なる魂の、眠れし神に目覚めを起こさん。
さなるためには、人間心、迷い、疑い、煩いは、神の波動を乱れしむ。
狂い、枉(ま)げられ、乱れしことばは、人の心を返りて汚す。
返りて邪心、邪執を深めん。
さなる宗教、信仰多し。
なれば、返りて、この世を汚し、人の心を曇らせて、心の闇に付け入りて、人心惑わし、経綸 進まず。
なれば、よくよく注意し、心配れよ。
伝える人の心 見極め、過つ恐れなき者にのみ、この書は許さる。与えらる。
幾度も伝え、教えしように、神は導き、示さるる。
そなたのなすべき み役と時を。寸分違えず、行い現せ。
人間心の計らいは、遠くを見据えず、深きを読み得ず。
近くを見つめ、足元ばかり。
今の時のみ。この世のみ。
神の経綸、ご計画、そは、永きの時をかけて現る。
広く、深く、永く、あまねく。
ただ現世の今のみならず。現界、地上、さのみにあらず。
広く、あの世とこの世を架けて、過去と未来の隔てなく、この世を創り、あの世を立て替え、万物万象、すべからく、神の み手にて、動くなり。
その手助けに、人は働く。
選ばれ、許され、手伝い得るを喜び、感謝し、恩を返せよ。
一途の報恩。一途の奉仕。
真のお使い。真の行。
さにて終わらん。
伝えしことの一つ一つを、よくよく読みて、繰り返せ。
日々に伝えることの意味は、迷わず理解し、魂(たま)に入れよ。
本日そなたの行にも関わる、大事な伝えをせしなれば、徒(あだ)や疎(おろ)かに、扱うなかれ。
日々変わりなく、同じに見えども、見えぬ精進、昇華は進む。
なれば、励みて、心高めよ。
さにて。
~神から人へ〈上〉 :今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~
http://www4.tokai.or.jp/kmh/index.html