なれば、神に仕えて、誤りなし。
迷いも、惑いも、ためらいも、晴れて明るき心なり。
神のご意図を正しく読みて、素直に行い、顕さば、仕組みは起こり、力が働く。
人の能力、人知を超え、人の思いの入る余地なき、神経綸の、実現なり。
なれば、人は正しく受け取り、正しく読み、正しく行い、正しく働け。
さなるためには、何をも捨て、何をも求めず、神のためにと、真を注ぎ、思いを込め、祈りを強めて、念じるべし。
なれど、人間心は入り込まするな。
人の浅知恵、損得勘定、一縷の我欲も許されず。
ただひたむきに、純粋に、無垢の思いで、行うべし。
神は、人の魂、奥までも、見通し、見極め、使うなり。
なれば、心配無用、不安は要らぬ。神に任せて、委ねるがよし。
神のことばは通り抜け、魂振るわし、光を放つ。
なれば、無垢にて透明、真空の、翳(かげ)りも曇りも、こだわりもなく、我から生じる妄念なく、神の意のまま、心のままに、神の心を映し、顕す。
さなる魂、あればよし。
神は人に、何望むなく、願うなし。
ただひたすらに、脇目もふらず、おのが精進、努力をもちて、神のご意図を行い顕す。
神の手となり、足となりて、神のお役に立つを願う。神に使わることを喜ぶ。それのみ求め願う魂。
なれば、難しくなし。難くなし。ただひたすらに、続くればよし。
苦しき時は、神が助けん。
迷えるときは、神が示さん。
誤りしときは、神が直さん。
なれば、神に任せて、委ねるべし。
おのが考え、願いは邪魔。
さにて本日、行への思いと心がけ、人の人知の無用なること、教え伝えし。
これからにも、まだまだ修行、修養積めよ。
足らぬものあり。欠けるもの多し。
なれば、神の導き、示す方向、神の課される行を積み、欠けたるものは補いて、足らざるものは、育み増やせ。
さにて、神のお役に立てる、心と体、魂となる。
なれば、一日(ひとひ)の無駄なし。徒労なし。
全てが必要、不可欠なり。
神の計らる経綸に、一つの狂い、乱れなし。
神に委ねて、任せ切られよ。
さにて、終わらん。
~神から人へ〈上〉 :今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~
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