そして東の地平線から太陽が顔をだす。

暑い暑い一日の始まりだ(ちなみに7月)。

よく見ると、ナイル河がある東岸のそのまた向こうの砂漠も見えている。本当に細長い街なんだなあ・・・と改めて驚く。

空気はまだ少しひんやりした夜の気配が残っているが、朝日を浴びて、顔に太陽の熱を感じる。やっぱ太陽に近い気がしちゃうよね、エジプト。


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上空へとゆっくり浮上してゆく。

自分が見ていたのは西方向。王家の谷のある方向で、屏風のような形をした赤茶けた岩肌が連なっている。

あの中に、長い横穴が掘られ、無数のファラオや貴族達の墓がある。右端のほうには美しいハトシェプスト葬祭殿も見えた。

ガイドをしている時に、いやというほど歩き回ったエリアだ。ハトシェプスト葬祭殿の裏方から、細い小道をとおって山を越え、反対側にある王家の谷まで歩いていったこともある。

そんな風景が、パノラマ状態に見渡せるのは実に面白い。

「あの辺りを歩いていたのかな?結構、急な坂だなあ」

見慣れた風景、
ちょっと角度を変えてみるだけで別の味を楽しめるものだ。

だから高いところに上がるのって、
やめられないんだよね。


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いったいこの連載エントリーはどこまで続くんだ?

と思った方もいそうだが、まあ、まだ飛び立ってすらいないので、しばしお待ちを。

籠の中に入ると、まず全員が気球の「内側」を見上げる。

仮設の子供の遊戯場所みたいなのがあるよね。空気で膨らまして怪獣の形とかドーム状のビニールの大きな部屋を作って、中に入ると、床部分もそんな感じだから、中でぽんぽん跳ねて遊べる場所。

あんな感じ。

「これで全員か」
「ああ」

そんな会話がキャプテンとスタッフの間で交わされた直後、
ふわっと浮かび上がった。


あまりに静か。


気球ってこんな風に地面から浮かび上がるんだ!


あの感触はすごく不思議で快感だった。


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さあ、気球が完全に立ち上がった!!!

こうなると後は早い。
浮力をロープや人力で押さえている間に乗り込み、一気に浮上だ。

キャプテンやスタッフの呼びかけで離れてみていた参加者がいっせいに駆け足で集まる。

・・・って、カメラ構えている場合じゃなかった自分。
この一枚を撮り終わった後、全力疾走した。

籠は胸元くらいの高さ。エジプト人スタッフに押し上げてもらって、中にすべりこんだ。10数人も入れるのか??と思っていたが、なんだかビールケースのように、ぴたっと収まった。ただ、中でぐるぐる自由移動するほどではない。真ん中部分には、火をおこすための大きなガスバーナーのようなものもある。(ガスが入っているんだろうなあ)

地平線が少し赤らんできた。

夜明け直前だ。


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気球のまわりには、大勢のエジプト人スタッフがいて、実に機敏に動いている。

ガスボンベのようなところから、勢いよく火を噴出させて、熱気を気球内に送り込んでゆくと、寝そべっていた気球は、徐々に体を起こし始める。

参加者の一行もまだ寝ぼけ眼なのだろう。
お互いににぎやかにしゃべるでもなく、カメラを握って撮影する人、ただ気球を眺める人、だだっぴろい荒地のような周囲の風景を見つめ続ける人などいろいろだった。


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翌朝は5時半、まだ薄暗い頃にホテルをでて、ナイル河の船着場で参加者と合流。

10数名のツアー客らしきイギリス人一行が、眠たげな表情でボートに乗り込んでいた。

ルクソールはわかりやすい観光地だ。
東岸にカルナック神殿やルクソール神殿が。
そして西岸には王家の谷やハトシェプスト葬祭殿などがある。
東が「生」、西は「死」だ。

気球は、西岸にあるラムセス二世葬祭殿(ラムセウム)近くの空き地に横たわっていた。既に、強力なバーナーのようなもので熱気が送り込まれ、膨らんでいた。

思っていたより、気球部分は巨大に感じた。
そして思っていたよりも籠の部分は小さい。


「あそこに全員乗り込めるのか?」


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自分は気球のキャプテンなのだと言う。

早朝、気球を飛ばし、上空からルクソールの町や遺跡、その向こうの砂漠に朝日が昇ってゆくシーンを、ゆっくり楽しむサービスを観光客向けに行っているそうだ。

そんなサービスがあるのを知らなかった・・・。

「日本人旅行者にもアピールしたい。よかったら午後、オフィスに来ないか?」

写真もたくさんあるので見せてあげようという。
その誘いに乗った。

オフィスは町の中心からはちょっと離れた場所で、汗だくでたどり着くと、そこにはかわいい仔猫がいた。

住宅兼オフィスなのか、やや混沌としたリビングでアルバムを見せてもらいながら、ルクソールの気球サービス事情のレクチャーを受けた。

昔、エジプト人の兄弟が気球を買ってサービスを始めたこと、その競合が現れたこと・・・などなど。その男性が単なる雇われキャプテンでオーナーが別にいたのか、あるいは共同経営者のような立場だったのかは忘れてしまったが、泥臭い話も含め、いろいろ面白い舞台裏を聞かせてもらった。

エジプトに来る前も、別の国で気球の操縦をしていたのだという。素敵な職業だな。そういうと、もちろんさ、と笑う。

「気に入った写真があればあげるよ」

「ありがとう」

「ところで明日、気球に乗ってみないか?」

「え?」

「満席じゃなければ乗せてあげるよ。もちろん無料で」

その誘いにももちろん乗った。


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その白人男性に会ったのは、ルクソールのネットカフェだった。

帰国後、エジプト情報サイトを立ち上げようと思っていた私は、ネットカフェのサービス詳細についてスタッフ女性にあれこれ質問していた。

ふと気付くと、その男性がこちらの話に耳を傾けている。金髪、やや日焼けした顔、白いシャツ。シャツの襟の内側にはミニスカーフが巻きつけられていた。

(イギリス人旅行者かな?)

多少、場違いにも思えるようなコジャレタ格好をしていたが、顔を見ると年齢はかなりいっているようにも見える。往年のジェントルマンといった感じだ。

軽く挨拶をすると話しかけてきた。

「日本人旅行者向けのサイトを作る予定とか?」

「ええ、旅行ついでに情報収集です。メールチェックですか?」

「はい、ここには頻繁に来るんですよ」

「旅行者の方ではないんですか?」

「私はキャプテンです」

「キャプテン?」


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ここはお台場。

昨日の午後3時半、
年賀状撮影企画第一弾はお台場海浜公園で決行された。

参加人数は何と8名!
こんなに集まるとは!

全員その夜のディナークルーズ参加者なので、男性はスーツ姿。

「ええっ!!私が着るのぉ!?」
「僕は、単に撮影風景の見学に来ただけだから・・・」
「聞いてないよ!」

と、多少の遠慮をしつつ(?)、夕日が沈むぎりぎりの時間まで、全員で順番にコッコちゃん撮影を行った。


写真


トップバッターは自分。


写真


何台ものカメラに撮影され、
カップルや家族連れからの「遠巻き」注目が集まる。


・・・これって快感かも?


ところが3人目の「カリスマ◎◎」と呼ばれる友人の番となった時、
どこからともなく現れた一眼レフ軍団。


といっても別にキャンギャル撮影の怪しい兄ちゃん達ではなく、
ジェントリーな顔したナイスミドルのカメラ愛好家らしき方々。


写真


三輪車の男の子連れた若い女性もやってきて、

「鳥さんと一緒に撮りたいって・・・」

完全に、お台場の「被写体」になっていた彼女。
さすがカリスマ!にわとりになっても何かが人を呼び寄せるらしい。


気を取り直して撮影会を続行。
順を追うごとに、モデルはどんどん大胆になってゆく。


写真


なぜかスーツ上着を着用してみたり、
(必要かどうか不明だが一応目線)


写真


レインボーブリッジを背景に砂浜を走って青春してみたり、


写真


フジテレビ本社を背景に「おのぼりさんピース」してみたり、
(こちらも必要かどうか不明だが一応目線)


とにかく、晴天にめぐまれた休日のお台場を満喫した。



それにしても・・・
自分ってば・・・



何でこんな嬉しそうなん!?



写真



さて・・・次はどこでやろうかな?



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先月28日で更新を終えてしまった、私のお気に入りブログ。

12月12日0:00「直滑降」完全消滅

って書かれている。うーん、残しておいてほしいのだけどなあ。ボーゲンさんの記事を読み返すというのもあるけど、自分が読者登録してないいろんな人の真面目なコメントがあって、結構「ハブ」っぽい存在だったから。

まあ外野があれこれいっちゃいけないですね。
最後のほうでコメントした人、丁寧なコメントレスもついているので、今のうちに読みに行っておいたほうがいいです。

サハラさん宛のコメントレスとかありましたよん。

ボーゲンの直滑降