次のコーナーは、人格予報、です。麻里子さーん、お願いします。

 

はい、人格予報士の麻里子です。本日、二十四節気の「白露」を迎えました。人格チェンジの日となりました。運命の三女神が三色のサイコロを降る日です。そこの出目で、皆さんの人格がこのように変わります。

 

三女神が其々振って出た目が、 クロトーが3、ラケシスが2、アトロポスが6でした。この出目の予想が簡単ですわ。

ズバリ、人格変化が次のようになると予想されます。正確には、もうなってます。各星人は、ご準備ください。今回は強烈です。

土星人、前の処暑の期間の引きこもりは、そのまま、さらに続きます。ただし、時々の感情爆発は現れるでしょう。

金星人、傍若無人な人格は、百八十度、ただの無関心のローテンションに変わります。ただ、プライドの高さはそのまま、依然、トラブルの種は抱えています。

火星人、さらに、夢見がちな傾向は続きます。不思議ちゃん割合は変わらないでしょう。

天王星人、大雑把な期間は終わり、逆に、神経質に細かい事にこだわることが増えるでしょう。神経症の発症の確率が高まりますので、ご注意ください。

木星人、ほぼ全員が淫乱になります。男女関係で事件を起こす可能性が高く、日頃積み上げた普通の生活が崩壊する方も出るかもしれません。

水星人、私も水星人です。今日からパッパラパーな期間が始まりますので、まぁ、なんですか、適当にパァーッとやって、ははは、ああ、こんな放送も面倒臭くやってるけど、で、好きにやりたい放題って感じに行くよって、あはははぁ、周りは、しけたツラばかりで、何、暗い顔して、バッカじゃね、以上、人格予報でしたよぉー

 

ありがとうござ、ござ、ござ、ああ、あーん、心が……、私、あ、あはーん、次は、スポーツ、マッチョな方がでるってことで……あはぁー、たまりませんわん。

 

男はプライドの、女は共感の生き物とか。

 

「だから、なに、子供と私を置いて、仕事って、ねぇ、タロウ、パパはお休みなのに仕事に行くんでしゅよぉ」

「仕方ないだろ、仕事だ、若手の面倒を見ないといけない。中隊長としてだな……」

「隊長がなんなの、私の気持ちなんて分かってくれないのね。楽しい家族よ。あの時、君の頼みは何でも聞くとかいってなかったかしら」

「それはすまないと思う。しかし、なぁ、こっちにも中隊長の顔というのがあってな」

「なにも、そんな金にもならない顔とか、バッカじゃない、ねぇ、タロウ、パパ、だめでちゅよね。プライドが高いだけで」

「バカにするのか」

「私の気持ちが分からないならバカでしょ」

「なにがバカだ」

「バカはバカという言う以外ないでしょ」

「ああ言えば、こう言う」

「もう、勝手になさったら、タロウがいればいいわ、私は」

「ふん」

 父は家を出た

「タロウ……」

 母はタロウを抱きしめた。

 

ウルトラの星の…………地球から300万光年はなれたM 78星雲の夫婦喧嘩だった。

本日の料理は、こちらの、腿肉を使います。

どうですか、脂肪分も少ない赤身で、キレイですねぇ。

でも、少し、柔らかさに欠けますので、調理前の1時間前には、少しマリネにしておきます。

この下処理をしておくと、肉に柔らかみが出てきて、

口当たりが全く違いますので、労力を惜しまずやってみて下さい。

まぁ、道徳的良心の呵責って問題もありますが、

真の食通が通る道なので、そこは、乗り越えてくださいねぇ。

次にソースを用意しますが、レバーを潰して濾して、

赤ワイン、ニンニク、トリュフを煮詰めて作ります。

野菜は、マッシュルームだけ用意します。

そのぉ、一度、超えると何も気にならなくなりますから、はい、私もそうでした。

絶妙の、至高の料理のためには、ねぇ。

表面を炙った腿肉に、ソースをかけて、そのまま、マッシュルームと200度のオーブンに15分入れます。

途中、時々、ソースを肉にかけてください。

仕上がりには、パセリの微塵切りを全体にかけます。

これで完成です。

このように、実は簡単に、究極の料理と言われる、

Cuisse humaine avec sauce au foie 

キュイス・ユメン・アベク・ソス・フォワ

もご家庭でも召し上がることができますので、どうぞ。

あとは、覚悟、これだけですわ。

 

humaine 人間

 
 

てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれ〜

 

と頼まれた、てるてる坊主、さてぇ、どうしたらいいのかぁ、と頭を傾げる。まぁ、首を括られているので、普通に傾いているだけなのだが。

 

そもそも、なんで明日天気じゃないといけない? あっあっ、明日、海水浴に行く? そりゃ、雨は嫌だなぁ。まぁ分かる、そこは。うんうん。晴れた空、青い海、って、分かる。良いなぁ。家族の楽しい思い出作りか、分かる。

 

よく分かる。

 

しかし、この俺がそんな、天気を変えられる力があるとか、どこをどう信じてそう言っているの? そこは、分からない。

頼むところ間違ってない? そんな魔力を持っていないよ。もし、ワンピース的にハレハレの実を食べてたらできるかもしれないけどさ。能力者じゃないんだ、残念ながら。

リアルなところなら、中国政府なら雪降らせるから、そっちに頼んだら。

どう、そう、中国語知らないか、なら、教えよう。

少しできる。

「ミンティン・テンチー・ハオ」

的に言えばどうかなるんじゃない? 

中国は西の方にあるから、そっち向いて願ったら。

俺の方じゃなくて。

 

俺に言われても、手も足も出ないよ……もともと、ないけど。

 

風神雷神的なさ、神に繋がっているとか思われている? 

ただの坊主、俺。

天上にいる神様にも涅槃の仏様にも一人も知り合いいないから。

頼める神や仏がいないの。

元々孤独なの。

さっき、俺を作ったばかりでしょ。

 

しかたないから、ここは知らんぷりしとこう。

可愛く描かれた顔で項垂れとこ。

キュートに、知らんぷり、っと。

ごめん、だけどさ。

期待が大きすぎる……

 

ほんとごめん…………

 

―ざぁざぁと降る雨を背景に、てるてる坊主が期待を一身に背負ってぶら下がっていた。

可愛い顔がなんとなく悲しげに見えた。

明後日にはクシャクシャに握りつぶされて、首を切られて、捨てられることになる。

「ヴェロニカちゃん、今日は、入り、の日ね」

「あ、はい、きょう、し、しごとの、ひ、ネ、です」

「はは、日本語、上手になったね、勉強してるね」

「そう、に、にほんご、ムズカシイ、でも、ベンキョウ、ネ、です」

「でも、上手だよ、感心だ。ひょっとして、この仕事の天才?」

「ええっと、てんさい、って、ナンですか」

「うーん、練習しなくても、できる人ってことかな」

「おぉ、ヴェロニカ、このしごと、れんしゅうなしで、できてるか?ですか?」

「できてるさ、すごい。プライドをもっていい。言葉の天才」

「おぉ、プライド、あぁ、pride、わかります I see、がんばりまーす、です」

 

この1時間後、仕事ではヴェロニカちゃんは流暢になる。

「私の目を見るんだ、豚野郎、そして、気持ちが良いところを教えるんだ、打ってやるぞ、この私の悪魔の鞭で、ほら、どこを打ってほしいか言うんだ。ほら、豚野郎、そして、必ず言うんだ、お願いします、女王様って。それで、鞭だけでなく舐めてあげるぞ、可愛い豚野郎」

ビシッ、ビシッ、ビシッ、ビシッ

 

私の目を見るんだ、豚野郎、

そして、気持ちが良いところを教えるんだ、

打ってやるぞ、この私の悪魔の鞭で、

ほら、どこを打ってほしいか言うんだ。

ほら、豚野郎

そして、必ず言うんだ、お願いします、女王様って。

可愛い豚野郎」

隊長、只今、探査船外に出ました。

空気は窒素78.1%、酸素 21.0%、と船内での予想通りの数値です。

縦長で角柱形状のものが並んでいます。地球人の生活基盤のシェエルターかと思われます。

珪酸三カルシウムがメインの壁面、鉄を加工した骨組みの、階層構築になっています。

そこの間を歩いてみます

地面も珪酸三カルシウムがメインの物質で覆われています。

 

あちらこちら、地球人が歩いています。ヒューマンタイプで、私たちと体格は似ています。

私たち同様に体を包むものを纏っています。ただし、どうも、破損状況がひどく感じられます。

私には何の関心も向けません。驚き、恐怖、畏怖、他の星の住民が示す反応は全くありません。

見渡すと20以上は個体数がいますが、全員、動いています。

なんといいますか、ただ、歩いているだけで、そこに歩行の目的があるような感じには見えません。

 

待って下さい。1個体、全く動きが違うのが、現れました。

移動速度が早く、何か衝撃を与える道具を持っているのか、それで他の個体の頭部を吹っ飛ばしてます。

うわぁ、他の全個体、突然、その個体の方へ突進していき始めました。

頭を吹っ飛ばされても、怯みません。

何が起こっているのでしょうか、

後を追います。

衝撃を与える道具を持っている個体の音声を拾っていますので、画像と共にそちらに送ります。

 

「Fuck you, FUCKIN’ zombies!」

「お隣のニジューハチゴー先輩、ったら、朝からいないのよ」

「何、少し体をずらしてね、見るから…………、まぁ、本当だわ、いないわね」

「ちょっと、これ、なに、羨ましい、ってこと、あれかしら、お嫁入りってこと?」

「先輩から順番ってことでしょうけど……お嫁入りよ」

「まぁ、でしょうねぇ、美しい毛並みだったし、よく歌っていて、上手だったわ。やっぱり、誰が見ても魅力では一番だったもんね」

「歌ね、ビールを飲んだ後なんか、可愛らしく歌っていたわね。私たちもつい聴き惚れちゃったりして、モーって高音部で歌うのなんて、誰もできなかったわね」

「それに、スタイルも最高だったし」

「私たちも、あの奴隷どもが持ってくる藁をしっかり食べましょ、食べましょ、藁を。男の目を惹きつけるのは、やっぱり脂肪なのよ、脂肪」

「ほんと……でも、先輩、いなくなって寂しいわね。ニジューハチゴー先輩、幸せを祈るわ」

 

28号はA5のランクに指定されて、今後、市場に出ることになる。

高校の漢文の授業中に夢想した……

 

儒家、虎に捉われた。虎、四肢で押さえつけ、口を大に開きて、人を俯仰せんとす。虎の眸は暗火に輝く。

「ふふふ、今より、お前を啖呵せむや、何か言わんか?」

「否、斯の状況に於て、何も無し」

「ほほぉ、心、穏やかなり、何も心残りを抱かんのか、家族とか夢とか」

「然り」

「面に、もの有り、と記せり。言ってみん、我は寛大なりや。」

「一つ…」

「さぁ、さぁ、有りしを言え」

「然り、我が師の語りて云う、

『朝に道を聞かば夕べに死せんとも可なり』と。

我、努力せんとす。然れども、歳月進みて、

其の道を知らざる、是れ我が悔悟なり。知らば、死せんかと。

嘘なく、命を捧げん覚悟あり。」

「ほほぉ、道、とか。命を捧げんか。」

「然り」

「我、老虎、至此まで生を保つ、歳月を経て、

是れ地に在りて人が言葉を知る以前より、其処を踏まざる所無し。

其の間、目に入りしも、多多有り。

神仙の地あり、魔境の境あり、桃源の所あり、是れ地に及ばざる処無し。

是れにて、物の道を学び、知恵を賜い、我が思想も己で巡らせし。

大なる歳月を経て、老虎を如此の神域へと導けり。」

「これ真なりや…」

「真、是れの道、我より教えん。」

「感謝せん」

「真理を大声に呼ばんが故、其の威を損ぜんというもの、

細声に言わんが故、耳を差し出せ。」

儒家、右耳を差し出し。虎の言葉に圧倒され、何等か期待せんような心持ちを湧き上がらす。

生涯の目的。

次に、虎は耳近くに呟き、儒家は大きな瞳を展ぜしめる。続いて、虎はその大口で儒家の頭を丸ごと飲み込みけり。

虎、噛み砕きつつ、思索せん。

「然るに、生を保つことのみが、道ならん。命を代えんか、賢き愚者なり。」

 

動画はこちら

AI通訳機器が凄い。多言語に対応している。

 

残暑厳しい夏の終わりに使ってみた。

 

ジワジワジワジワ…
ジワジワジワジワ…

オーーーーーーーシッ!
ツクツクツクツクツクツクツクツク
ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!

ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!

ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!
ツクツクオーシッ!
ツクツクフィーーヨオーー!
ツクツクフィーーヨオーー!
ツクツクフィーーヨオーー!

ツクフィーーヨオーー!
ツクフィーーヨオーー!
ツクフィーーヨオーー

ジーーーーーーーー…

 

暑いのに面倒……

暑いのに面倒……

あぁぁぁぁぁぁぁぁ

女、女、女、女、女、女、女、女、

女、来て

女、来て

女、欲しい

女、欲しい

女、好き

女、好き

女、いないの

女、いないの

だから、だから、

だから、だから、

こんちくしょう

こんちくしょう

7年も土の中にいて

7年も土の中にいて

たった、二週間の命

生きるってなんだー

生きるってなんだー

とりあえず、とりあえず

女ぁぁぁぁぁぁぁ

 

 

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あ、あの

えっ、何? (高級フレンチ、夜景、誕生日、はいはい、状況は揃っているんだから、早くしなさいよ、私のATM君)

は、は、話を聞いてください。

あ、あ、あ、はい (可愛く照れたような顔になっているかしら、なっているでしょうね。どうせ、胸ポケットから出すんでしょうから、早く)

私は頭も容姿も冴えない凡人です。自慢するものはありません。

いえ、そんな、色々と (だけど、金はある。人を疑わない、だから、選んだのよ)

そうなんです。でも、自慢できるとしたら、あなたの事を世界一思っていることです

はい (あっそう。息をとめて、顔を赤くしよう)

だから

はい (ほら、ほら)

だから、僕と結婚してください (指輪を出す)

私でいいのですか (生涯、他に女は作れないんだから、私以外、あんたは)

あなた以外には考えられません

こちらこそよろしくお願いします (よしよし、ここまでは計画どおりかしら)

あぁぁ、緊張したぁ

 

今夜はずっと一緒にいたいわ (ここからが大事。このATM君をベッドに誘って、ふふふ)

 

そ、そ、そうなんですか? (さてさて、昨日はあの彼氏とホテルに行って、その翌日に僕とって。ふんふん、探偵さんに聞いていた通り、托卵計画発動か。)

 

うん (この私が誘ってるんだから、さっさとしてよ)

 

じゃぁ、ここを出よう。 (復讐の開始は、この女が妊娠して産んでからだな、あの男との子を。金を絞りとるだけ搾り取ってやるから。この真面目な僕を裏切った報いだ)

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