絵を観て感じるこころは、いろいろ(対話型美術鑑賞) | WABBIT HOUSE

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アートの力であなたに笑顔を

4年近くにわたって控えていた対面での集まりが少しずつ増えてきた。

母の認知症改善にいいのではないかと取得した

対話型美術館鑑賞のアートコンダクターの資格。

地域の高齢者の方々にも体験していただきたいと

ズーと思っていた。

 

その思いがやっと動き始めた。

 

高齢化の進む地域で、少しづつ集まって何かできないかと

「みんなのカフェ」が始まった。

 

はじめての試みに

2作品を準備して

のぞんだ。

 

もちろん母も一緒。

 

この時期の何度も登場して

たくさんの方と鑑賞してきた↓

 

初夏の風を感じてほしかった。

 

 

チャールズコートニーカラン

「夏」

 

今回の鑑賞会で一番っ違ったのは、

男性比率が高いこと。

女性とみるところが違い

今までにない感想がでた。

 

さわやか、風が吹いている

花のにおいまで感じてくれるのは

いつもでるお話。

 

今回、左の女性がおこっているのではないか

肘を突き出すように張っている。

右の女性はお手伝いさんじゃないかとのご意見。

 

ほ~~と思った。

 

この絵から幸せを感じてくださった男性は、

幸せを感じる絵には、女性と子供が多い

なぜお父さんはいないのかと素朴な疑問をぶつけられた。

 

「もしかしたらこちらから描いているのはお父さんなのでは?」

「あ~写真も写すのはお父さんだね」

「お父さんは描かれていなくても絵のこちら側も含めて幸せを感じるんだね」と

今まで対話に出てこなかった視点からの観方に

さらに絵を見る視点が深まった。

 

対話型美術鑑賞は、面白いと改めて感じた。

 

絵を観ることは楽しい。

 

土曜日(5/25)には、sompo美術館「北欧の神秘」にもやっと行くことが出来た。

 

 

一緒に観ても

離れてみても

絵を観ることは楽しい。

 

一緒に楽しむ。

離れて楽しむ。

 

介護者にはどちらも大切です。