おはようございます。コーチの石崎舞子です。
今日は、3年前に書いたメルマガをこちらに転載します。
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うちの長男は、中身が私にソックリです。
(外見は似ていない)
頭と口が直結しているようで、何か思いついた瞬間に口を開きます。
喋りながら『あ、わかった』『そうか』と独り言を言いながら自分を収めることが
よくあります。
よく考えるより先に喋るからそうなるのですが、自分に似ているなと思います。
それと、他人の反応をあまり気にしないところもよく似ています。
他人からどう思われようが言われようが、さほど気にせず、独特のポリシーを持っていてそれを貫きたいタイプです。
自分に矢印が向いていて、周りを見ないで自分のやりたいようにやることがあります。
長女は、夫に似ていて、よく考えてから発言します。
言葉にする前に頭の中でよく考えていて、喋る必要がないとわかったら喋りません。
結果、口数が少ない子です。
夫にソックリです。
思考回路も、やることなすこと、全部夫に似ています。(外見も夫によく似ている)
長女のDNAの90%くらいは夫由来なんじゃないかしら。
私や長男と違い、夫と長女は、周りをよく見ています。
自分の振る舞いが他人にどう映るか、他人からからどう思われるか、とても気にします。
夫は、長女と気が合います。
夫は長女の考えること、気持ちなどがよくわかるそうで、2人で言葉を介さずアイコンタクトと簡単なジェスチャーで会話をしていることがあるくらいです(驚)。
夫は、自分と長女は標準的だと思っていて、私と長男を変わり者呼ばわりします。
夫は、長男が心配だ、と言います。
周りが見えていない、考える前から喋り出しトンチンカン発言が多い、しかもかなり独特な思考の持ち主。
こんな調子では周りの人を困惑させるのではないか、周りの人が引いているのではないか、悪い意味で浮いてしまうのではないか、と心配なようです。
心配だから、長男によく注意をしています。
『それは、おかしいぞ』
『考え方が独特すぎて、理解不能だ』
『普通はもっとこんな風に考えるものだ』
『30秒考えてから発言しなさい』
夫の心配もわからなくはないし、注意もご尤もな内容なのかも知れませんが、私はちょっと悲しくなります。
私は、長男の気持ちも考えもよく理解でき、そんなにおかしいと思わないのに、夫からは『あなたは変わっている』と言われ、『標準的』であるよう促される長男を見ていると自分を投影して切なくなるのです。
夫が長男を注意しているときに長女も『そうだそうだ』と加担しているのを見ると、いたたまれず割って入って言います。
『そうなのかも知れないけど、私は長男の気持ちもわかる。そんなにおかしいとは思わない』と。
もし家族全員から『おかしい』『普通じゃない』と言われたら、長男は理解者がひとりもいないと絶望して殻に閉じこもってしまい、家庭内で言いたいことも言えなくなるのではないかと心配なので、私は長男に『あなたの考えもわかる』と伝えるようにしています。
(共感しても同調するとは限りません。それとこれとは話が別です)
身近に理解者がひとりもいないと思うほど、孤独なことはありません。
何か言っても『あなたがおかしい』と言われれば、次第に心を閉ざしてしまいます。
家庭でも職場でも、誰かを孤立させるようなことは良い結果になりません。
『その気持ち、私もわかるよ』『自分も同じだった』と思ったら、心の中に秘めておかず、言葉にして伝えましょう。
気持ちに寄り添う言葉を伝えることは、その人を勇気づけることになるでしょう。
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あれから3年、長男もだいぶ落ち着いてきて、(本人なりに)よく考えてから喋るようになりました。
最近は夫もうるさく言わなくなりました。
(たまに?と思うこともあるようだけど)
YouTubeや学校や塾の先生、友人たちのお陰で、社会問題や政治の話題などにも興味を持ち、夫と普通に会話しているのを見ると頼もしく感じます。
YouTubeさまさま、です。
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