早川聖来とSEIGOを巡る文春報道にみる、文春内の対立(当事者の反論や第三者の重要な批判を追記) | 平山朝治のブログ

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『乃木坂46・早川聖来(22)の卒業路線が固まった“号泣&楽屋閉じこもり事件”「男性共演者と親密になって舞台上で号泣、周囲に謝りもせず… 「文春オンライン」特集班 2023/07/01  

によれば、早川の乃木坂卒業は、SEIGOのパワハラ告発が原因ではなく、“号泣&楽屋閉じこもり事件”後、卒業がきまっていたので告発できたという事情を紹介した記事だが、書き方がSEIGO擁護、早川批判に偏っているのではないかと思われる。

 

>SEIGO氏の辞任までの経緯について、乃木坂関係者はこう証言する。

「早川の“告発”後も、現場のスタッフは『SEIGOさんが辞める必要はない』と引き止めに奔走していました。それでもSEIGOさんは『このように感じさせてしまった自分が悪い』と責任を感じていて、辞職の意志は揺るがなかったんです」

 

としたあとで、“号泣&楽屋閉じこもり事件”「男性共演者と親密になって舞台上で号泣、周囲に謝りもせず…」について詳しくとりあげ、

 

>“号泣事件”によって、早川に対する「精神的に不安定」という評価は運営内で固まり、生田絵梨花らが築き上げてきた東宝演劇との信頼関係を傷つけたこともそれに拍車をかけた。その後から、早川の卒業のタイミングが本格的に模索されるようになったという。

 

とまとめており、あたかも、男性共演者との関係をめぐるトラブルが原因で早川の卒業路線が決まり、早川と運営との信頼関係崩壊のとばっちりをSEIGOが受けたかのような印象を与える。

 

早川がSEIGOを告発する前すでに、卒業が予定されていたらしいことは、早川自身がブログ『一年ぶりの。早川聖来』 2023.05.21.11:17で

 

>そんなこんなで気が付いたら夏はすぐそこまで来てますね。

コンサートがいっぱい。

 

楽しんでもらえますように。

 

 

あと少し頑張ります。

 

と書いたその夜の生放送でSEIGOのパワハラを告発していることからも読み取れ、精神的に不安定なため、告発が偶発的に起こったわけではなく、SEIGOと差し違える覚悟の上での用意周到な行動だったと思われる。

 

早川の告発(音声と文字起こしは、こちら

 

 )は、「死ね」「ブス」「お前一人いなくてもいい」については「関西人なんで(早川は大阪出身)流すんですけど」「多分、私(が思うに)みんなを心配して言ってくれてるんですけど」と、これらの発言についてはSEIGOの善意から出たものとしたうえで、「今回のライブのリハで紗耶香が事故ったのはお前らのせいだとかいろいろ言われて、自業自得だとか言われて」と掛橋紗耶香の事故をめぐるSEIGOの発言に焦点を合わせていた。

 

それに対して、SEIGOは自身のホームページに「5/21(日)放送 NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」における早川聖来の発言につきまして」という謝罪文を載せ、

 

>5/21(日)に放送されたNHKラジオ第1「らじらー!サンデー」におきまして、私が乃木坂メンバーに対して「容姿を否定する発言」や「落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言」を行なったとのコメントがございました。

この点に関し、私はメンバーの容姿に関する不適切な発言があったことを認めます。
メンバーには,日頃から「しっかり踊れ!」「ダラダラやるな!」と厳しい指導をさせていただいたこともありました。
モニターに映る笑っていないメンバーに対して、「ブスな表情をするな!」と不適切な言葉で指導した事もございました。
これによって傷ついたメンバー及びそのファンの方々、こういったお話を聞いて気分を害された全ての方々に深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。

ただ、乃木坂46の公式H Pにアップされている通り、「落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言」は一切しておりません。

 

などと、早川が善意と受け止めて問題としていない容姿否定発言について謝罪し、落下事故に関する責任転嫁発言は全面否認し、「死ね」については触れなかった。つまり、早川からみて謝罪しなくてもよい容姿発言について謝罪しつつ、「死ね」はスルーし、告発の主眼である事故については全面否認した。

 

この両者の対立点について、文春はかつて、

「『死ね』『殺す』は常套句、事故にあった掛橋沙耶香(20)についても…」乃木坂46・早川聖来(22)が踏み切った演出家・SEIGO氏への“生放送告発”の裏側 「文春オンライン」特集班 2023/05/23 

において、「自分ではなく、掛橋沙耶香や他メンバーのために早川は告発に踏み切った?」の節で、

 

>本当にメンバーに慕われていれば“告発”などという事態は起きようがない。案の定、こんな話も漏れ聞こえてくる。

「スタッフには優しい印象ですが、パフォーマンスのことになるとね……」

 SEIGO氏と一緒に仕事をしたこともあるという別の48グループ関係者が声を潜める。

「SEIGOさんがアイドルに厳しいのは今に始まったことではないんです。怒ると言葉遣いが荒くなって、レッスンやリハーサルで『死ね』『殺す』という怒声が飛び交うことも珍しくありません。スタッフやベテランは慣れていても、若いメンバーがショックを受けて泣いてしまうことも何度もありました。メンバーのパフォーマンスを高めるためにやっているのだとは思いますが、正直ヒヤヒヤします」

 

「掛橋の怪我が顔面骨折の大事故であることはメンバーには早い段階で伝えられていましたが、それを公表したのは半年以上も経ってから。運営はある程度容態を分かっていながら早々に軽傷と発表し、さらに大怪我の詳細を掛橋自身に説明させたことで、運営の無責任な対応に不信感を抱くメンバーもいたんです。

 そんな状態でSEIGO氏がもし『沙耶香が事故ったのはお前らのせいだ』という発言をしたのならデリカシーがないとしか言いようがなく、早川が怒るのも当然。2人は同期なのでなおさらです。生放送で爆弾発言をするなんて普通は大問題ですが、他のメンバーを守ろうとした早川に対して同情的な関係者も多いですよ」(坂道グループ関係者)

 

とし、

 

乃木坂46・早川聖来(22)の“生放送告発”を受けて演出家・SEIGO氏は辞任…“暴言騒動”が残したある疑問 小野田 薫 2023/05/27  

で、

 

>「SEIGOさんが乃木坂46のライブの演出家になったばかりの頃、メンバーに対して、関係者席に気配りを見せるよう指導していたようです。つまり『仕事をくれる人はそこにしかいないんだ』という意味でしょう。チケット代を払って会場に来てくれるファンを蔑ろにするような指示に、メンバーたちは戸惑っていました。支えてくれているのはファンの人なんだから、どの席にいる人にも全力で応えようと内々で話し合っていましたね。当時からSEIGOさんの厳しい言動は目立ち、スタッフが『さすがにその言い方はないんじゃないですか』と苦言を呈するようなこともありました」(前出・元乃木坂46関係者)

 

「2018年4月にさいたまスーパーアリーナで行われたライブで、当時メンバーだった稲垣香織さんがステージから落下して、後頭骨を骨折したんです。その年の3月にも、HKT48のコンサートで秋吉優花さんがステージから落ち、足を骨折する事故があった。稲垣さんの事故後には一部メンバーが『ステージに立つ人間が気をつけるしかない』などと発信して騒動となっています。こういったことを受けて、SEIGOさんの演出や起用には、内部でもさまざまな意見があったのです」(前出・レコード会社関係者)

 

としていた。つまり、文春は、「死ね」発言は乃木坂以外、48グループでもあり、若いメンバーが何度もショックを受けて泣いたことや、AKB48稲垣香織やHKT48秋吉優花がステージから落下して後頭骨や足を骨折した事故の際のことを紹介して、乃木坂におけるSEIGOの責任転嫁発言を裏付けていた。

 

このように、2023/05/23や2023/05/27 の記事で、早川の告発を支持し、裏付ける情報を載せていた文春は、2023/07/01ではSEIGOを支持し、早川を貶めるような論調に転じた。

 

乃木坂を巡る文春の記事の間に矛盾や大きなブレが見られることは、

 

でも指摘しておいた。

 

これらの事例から、真実を捻じ曲げたり、虚偽を真実と見せかけて乃木坂のメンバーを貶めようとする派と、真実を報道してメンバーを護ろうとする派の対立が文春内部にあることがわかるだろう。

 

追記

早川はトーク(メッセージおよびモバメ)で、7月1日付文春オンライン記事は事実無根だとファンに周知した。

 

追記2(7月3日)

運営も以下のツイートをした

 

追記3(7月3日)

青年座・中野亮輔のツイート

 

追記4(7月3日)

潜水亭沈没@雑文屋@zaikeinoginogiによる連続ツイート