文春に中西アルノの写真と情報を提供したカメラマンのツイートを分析 赤字加筆 | 平山朝治のブログ

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文春オンラインの2022年3月2日付け記事

で取材を受け、写真を提供したカメラマン(TS氏とする)のツイッターアカウント(ツイートは全て削除されている)をwayback machineで調べてみると、中西の被写体モデル活動を”パパ活疑惑”とすることに対して「あれはパパ活って言うんですかね?」とその記事の中で疑問を呈し、パパ活説に否定的だったのは、彼自身被写体撮影のほかにパパ活そのものにもかかわっていて、両者の違いや1時間3000円はパパ活の代金としては安すぎることをよく認識した上での発言だったことがわかった。

 

TS氏の撮った最初の被写体モデル写真は2020年10月22日(以下、日時はインターネットアーカイブを運営する非営利団体の所在地サンフランシスコの時間とする)の、下のツイートである。

このツイートが保存されたのは2022年2月11日で、プロフィールはその時点のものなので、そのころのプロフィールは、次の 2020年10月26日のツイートのものが記録のある最古のものであり、そこに

「最近趣味で被写体さんを撮っています。」とあるので、中西の写真を撮る前からこのアカウントを被写体写真公開用に使って趣味のカメラマンを名乗っていたことがわかる。したがって、中西がTS氏から撮影の申し込みを受けたときにも、上の被写体モデルの写ったツイートを確認して彼がカメラマンであると知った上で受けたことがわかる。

 TS氏が中西の撮影に普通の(趣味の)カメラマンの多くが使う一眼レフではなくスマホを使っていることから、被写体モデルを撮影するカメラマンとはみなせないとする人がいるが、中西が申し込みを受けた時点で、被写体モデル2人を撮影した写真が公開されており、しかも、いずれも”#彼女感”をつけ、一緒に飲食しているような写真を撮っているので、手軽なスマホのほうがむしろそのような撮影には優れており、しかもiPhone 11以降の性能のいいスマホカメラは総合的には一眼レフよりも優れていると評価するプロのカメラマンもいる(現デザイナーで元フォトグラファーのオザワ「【買うならどっち?】一眼レフ VS iPhone11 進化したスマホカメラは一眼レフを超えるのか!?」)ので、TS氏は彼女感のある写真を、デートしているかのような場所と状況を選んで、スマホで撮影することにこだわっていたカメラマンであり、中西を撮影した写真や動画もその一例にすぎないことがわかる。

 

TS氏の3〜5番目の被写体写真ツイートは2020年11月9日の

これら3つであり、2番目と同じく"# 被写体”と”#彼女感"があるほか、"#銀杏boys"とあるのは、3、4番目のツイートのタイトルを銀杏ボーイズのアルバム『ラストラーダ』収録曲「あんどんはなだい」の歌詞から採り、5番目のツイートに、銀杏BOYSのアルバム『光のなかに立っていてね』収録曲「ぽあだむ」の歌詞を引用しているからだ。

 

TS氏が中西を「純情可憐な君」と評していることから、パパ活をするようなすれっからしと対照的な女の子とみていたことがわかり、「純情可憐な君」にパパ活しませんかなどと言ったり仄めかしたりできるわけがない。

 

TS氏は、これらの1週間後に中西とカラオケ店などで3時間撮影したが、その写真や動画は秘蔵だったらしく、アカウントでは公開していなかった。ところが、中西が乃木坂に合格したことが発表されるとすぐ、写真や動画を

と、売りに出したので、いつか高く売れるかもしれないと思って、その日までとっておいたのかもしれない。

 

TS氏のアカウントにある写真は、若い女性との"#彼女感"がその一貫したテーマであり、4人目のモデルは銀杏BOYSの「骨」の歌詞とともに載せている。

 

その後、TS氏は5人の被写体モデル女性が写真などをつけたツイートにリプで撮影を申し込んでいるが、撮影した写真を公開していないので撮影したかどうかもわからない。そして、1月26日の6人目からパパ活募集にリプするようになった。

 

TS氏がリプしたパパ活募集で女性が提示する金額は1時間あたり5000円が最低レベルである。事前に公開ツイートで時間あたり報酬を提示しているので、初回顔合わせの額と思われ、相場通りの額であり、続ける場合2回目以降は内容に応じて2倍以上になるようだ(

 

)。

 

パパ活の相場から、TS氏は中西が提示した1時間あたり3000円ではパパ活できないということを、実際にパパ活をしてみてよく知っていたと思われる。

 

以上のように、カメラマンとしてのTS氏は、彼女感を重視して、食事などで一緒に過ごしている場面をことさら好んでの撮影している点で、中西と他の女性モデルとの間に違いはないし、彼自身パパ活女性とつきあって、彼女感を重視する撮影の対象となる被写体モデル活動とパパ活とは、報酬も活動内容も違うということをよく認識していた上で、被写体モデルとしての中西に”パパ活”ないし"パパ活疑惑”の濡れ衣を着せることの不当性を文春の取材において訴えていたことがわかる。

 

なお、2021年1月26日以降のTS氏のアカウントは、パパ活募集へのリプがほとんどで、被写体撮影を申し込むリプは2件(そのうち一件は相互無償での募集)、パパ活女子募集1件となっている。それらをみて気づいたのは、パパ活募集ツイートのほとんどは、顔や容姿の写真なしで、TS氏のアカウントにおける唯一の例外でも下のように、顔をスタンプで覆っていた。

 

顔写真のアイコンも、個人を特定できないように加工してあるものがほとんどのようだ。つまり、写真を見て特定されることのないように注意しながらパパ活募集をするのが通例だ。それと比べて、中西の@lien6452の2つ目と3つ目のツイートは、

と、彼女だと特定できないほど顔を隠していないことだけでも、パパ活募集を意図したものでないことが推認できる。パパ活募集のツイートを”パパ活”や”p活”で検索して見れば、手で持ったスマホやスタンプなどで、顔の特徴となる目鼻口などを隠した写真を使うのがパパ活募集用写真の常道だということはすぐにわかり、そのことをふまえたうえで、特定に支障ないよう意図的にそれらを顔の周辺部に配置したのだから、既成のパパ活募集ツイートからの拾い画ではなく自分が作った作品だということを明らかにする必要があるような目的で作られていることになり、

で論じたように、受験用作品とみてよいだろう。

 

投稿してすぐ削除した(「中西アルノのパパ活パンツ売りツイートは受験用作品」)のは、投稿後思い直してパパ活募集を中止したのではなく、最初からパパ活募集以外が目的だったからだと、確認できる。

 

SNSでパパ活募集する際、大多数の女性はそれが自分であると特定されることを嫌い、顔写真や実名を載せないが、被写体モデルは男女を問わず、よい出来の写真をSNSで公開して自分のモデルとしての社会的評価を高めることを第一に望むので、アカウント名、ユーザー名に実名(の一部)や誕生日を入れるなど、よく似た顔の別人ではなく自分であるということの証拠となる情報まで入れる。中西の場合、個人撮影のときは、”あるの@lien6452”で、”6452”はグーグル検索するとアルナ社製の阪急電鉄の電車番号から採っているらしいことがすぐわかる。またコットン撮影会では”ある@a_r_u_317”と、名の一部と誕生日を入れている。いずれも他人の空似ではなく中西アルノ本人である決定的な証拠になる。

 

したがって、SNSで多数の写真が公開されていた中西の被写体モデル活動がパパ活を兼ねていたというような誹謗中傷は事実無根の妄想であるだけでなく、少し考えれば被写体モデルとパパ活女子との根本的な違いを無視したものであることもわかる。

 

なお、中西の写真を載せたツイート3つは、2月10日にTS氏が中西の写真や動画を売り出した時点ではすでに削除されていたと思われる。

 

というのは、下のように

それらの前のツイートのうち、1番目のものは古い保存がなく、中西の写真をTS氏が売りに出した翌202年2月11日に保存されて、その後も保存されており、中西の写真のある3番目〜5番目のツイートの次の、6番目のツイートは、下のように、

 

投稿直後のほか、2022年2月11日以降に7回も保存されているにもかかわらず、中西の写真のあるツイートを含めて2番目から5番目までのツイートは1回しか保存されていないので、TS氏が中西の写真を売り出したことでこのアカウントへのアクセスが急増したときにはすでに第2〜5番目のツイートは消えていたことになり、TS氏がまだパパ活リプをせず、被写体モデル撮影をさかんに行っていた時期に中西を撮影していたということが、このアカウントを見ても分からなくなってしまった。

 

他方、TS氏のパパ活関連のリプやツイートは、中西の写真を売り始めた2022年2月10日以降も削除されていなかったことは、2021年9月20日と同年11月2日の下のリプが2022年2月16日(GMT)と同年同月26日(GMT)にもインターネットアーカイブに保存されていることからわかる。

したがって、2022年2月10日に中西の写真が売りに出されて以降、TS氏のアカウントを見た人は、パパ活募集へのリプばかりで被写体モデルへのリプや撮影した写真の投稿は言い訳程度しかみられないし、2021年11月9日の中西の写真つきツイートが削除されたためTS氏が中西をいつ撮影したのかも不明となっていたので、TS氏が売っている中西の写真もパパ活のときのものだろうという風に誤解されやすくなったと思われる。

 

これが完全に誤りであり、中西は被写体モデルとしてTS氏の撮影に応じたのであり、それより後から、TS氏はこのアカウントをパパ活に使い始めたということが、インターネットアーカイブの記録を調べてはじめて実証できた。

 

(赤字部分 2022年11月20日加筆)

 

増補 TS氏のツイッタアカウントの現状補足

TS氏プロフィールページの現状を確認すると、「ツイート」は全て削除されているが、「ツイートと返信」にはリプがかなり残っていた。

画面をスクロールすると、日時順に遡ることができ、インターネットアーカイブに記録されていない2020年10月10日(以下、日時はJTS)のリプが最古のリプだった。

 

上のように、2020年10月10日から2021年1月6日までのリプはすべて被写体への撮影依頼であり、TS氏が中西を撮った2020年11月も同様に被写体モデルとして@lien6452でカメラマンを募集していた中西に対する撮影依頼だったと思われる。

 

TS氏のリプは上では2020年10月11日のつぎは同年12月17日で、中西が同年10月16日に@lien6452を登録してカメラマン募集をはじめてから11月に彼女を撮影するまでの間、TS氏の@lien6452へのリプの可能性があるもの(@lien6452は削除されたため、それへのTS氏のリプがあったとしてもそのツイート内容も"あるの@lien6452"も消されている)は現状のアカウントにもインターネットアーカイブにもないので、TS氏はDMで直接彼女に撮影を依頼したと思われる(なお、彼女は当初、ツイッターはDM開放しておらず、インスタのDMを使うようにしていたが、11月3日にはツイッターのDMを開放していた。「中西アルノのパパ活パンツ売りツイートは受験用作品」)。

 

TS氏の現在のプロフィールページの「いいね」は、さらに2020年9月まで遡ることができ、被写体関連のツイートへの「いいね」が多いが、@lien6452の中西のツイートへの「いいね」はあったとしても@lien6452アカウントが削除された時点で表示されなくなったはずで、@a_r_u_317アカウントについても同様だ。他のアカウントから中西の写真をツイートしたものへの「いいね」は1つ残っており、それはT氏の「魔女」だった。

TS氏がT氏の作品のなかでも「魔女」に着目したのは、中西の写真入りツイート(3、4番目)の「純情可憐な君をぐちゃぐちゃにしたい」というタイトルの出所である銀杏BOYZの「あいどんわなだい」の歌詞のなかに「純情可憐な君の正体は魔法使い」「純情可憐な君の家系は魔法使い」もあるからだろう。

 

このことからも、TS氏が銀杏BOYZの音楽とのつながりなど、独自の芸術的世界観とともに中西の写真を撮っていたことがわかり、それをパパ活と言うのはTS氏に対するとんでもない冒涜だろう。

 

(2022年11月19日)