中西アルノへの流言飛語まとめ (文春の”パパ活疑惑”記事批判加筆) | 平山朝治のブログ

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中西アルノにまつわる流言飛語の大部分は、次の4つに分類できるだろう。

A 被写体時代のカメラマンJ氏に乃木坂合格とその発表日を漏らし、J氏を通じて拡散させた。

B 被写体活動はパパ活、売春だった。

C ツイッターでパパ活募集をし、使用済みパンツを売ろうとした。

D 弱者を見下し、差別するような毒舌ツイートが多い。

 

これらに対する批判の多くは、私がこれまで書いたブログに分散しているので、ここでその内容をまとめ、今まで触れなかった点についても補足したい。

 

A 

カメラマンT氏が中西の@lien6452アカウントのパスワードを破って勝手に自分のツイートへのリツイートをしていたらしいと、おそらく撮影中に中西が気づいてショックを受けて帰った日の夜にJ氏から撮影申込みがあったらしく、吊り橋効果のためJ氏に実際以上に惹かれた時期もあったが、2021年2月にJ氏のせいで肋骨骨折したらしく、それ以降いったんは絶縁した。

 

中西がコットン撮影会のモデルとして登録した@a_r_u_317アカウントにJ氏から連絡が入って、2021年夏に一度J氏の企画による撮影に応じたものの、それに落胆して以降個撮関係はなくなり、コットン撮影会にJ氏が参加するようになったものの、乃木坂オーディションの進捗状況を中西からJ氏に伝えるようなこともなかった(そもそもJ氏を遠ざけることが乃木坂応募の動機の一つだった)。

 

中西が@a_r_u_317アカウントに弟の話題をツイートした直後、J氏は公開ツイートのやりとりを通して中西の弟のDM連絡先を聞き出すことに成功したため、乃木坂にかかわる中西の情報は、中西から直接ではなく、弟経由でJ氏に伝わったと思われる。

 

詳しくは、中西アルノへの、カメラマンJ氏の呪いを参照のこと。

 

B 

T氏の行状にショックを受けた直後の吊り橋効果によって、中西は J氏と一時的に親密になり、J氏との関係をT氏に伝えることでT氏を遠ざけることもできたので、個撮時代の彼女とT氏やJ氏との関係をパパ活と呼ぶ余地はない。他方、コットン撮影会での彼女のモデル活動がパパ活だとされることが少なくない。たとえば、あるブログ記事は下のように記している。

 

「中西アルノが被写体モデルをしていた写真......」

 

これらの写真は、@a_r_u_317アカウントで中西がリツイートした、コットン撮影会でのYS氏の下のツイート

 

の下の二つの全体画像であり、2021年8月29日に、ホテルではなく、スタジオIttoで撮影されている。コットン撮影会(平日撮影会を含む)には、日時と場所と参加モデルを決めてカメラマンを募集するものと、カメラマンがモデルを指名し、好きなロケーションで撮影するリクエスト撮影とがあるが、いずれも料金、時間、内容の規定があり、スタッフが撮影現場まで同行するので、パパ活(売買春)を行う余地はない。

 

また、多くのカメラマンが@a_r_u_317をフォローしているなかでYS氏のツイートを彼女がリツイートしたことだけでも、かくれてこそこそやるものであるパパ活(売買春)でなかったことは明らかだ。

 

B'

2022年3月2日の文春記事「「SNSで知り合い、1時間3000円で……」乃木坂46史上最速でセンター抜擢の中西アルノ(18)の“パパ活疑惑”を当事者が赤裸々に語る」は、翌日の中西の活動自粛のきっかけになるなど、影響が大きかったので、B’として検討する。

 

この記事タイトルのなかのSNSで知り合い、1時間3000円で……「中西アルノ(18)の“パパ活疑惑”を当事者が赤裸々に語る」は、中西が被写体モデルとして1時間3000円でカメラマンを募集していたことは伏せ、SNSで知り合って金銭を対価として会った相手がパパ活の内実を告白したかのような印象を与えるものであり、記事のなかの小見出しには「1時間3000円、名目は個人撮影」とあるので、中西を被写体モデルとする個撮は名目で、1時間あたり3000円のパパ活が実態であるかのような印象を与える。

 

しかし、当事者は「中西さんがツイッターの個人アカウントでカメラマンを募集しているのをたまたま見かけて、DMを送ったのがきっかけでした。1時間3000円という条件で、個人撮影という名目でした。ただ私はカメラも持っていなくて、写真はスマホで数枚撮った程度。SNSに顔写真が載っていて可愛いなと思ったので、一緒に過ごしたい気持ちでDMを送ったのが正直なところです。」「お金は払いましたが、私は性的なことは何もしていません。あれはパパ活って言うんですかね?」と語っており、当事者は、性的なことはしていないものをパパ活と言ってよいのか疑問だ、自分としてはパパ活と非難されるいわれはないと、パパ活疑惑に否定的なのである。

 

しかし、文春は「カラオケ店で際どいポーズをとる中西」というコメントをつけて彼が撮影した写真を載せており、

「際どいポーズを取る」という表現で、このポーズは性的なサービスの一種だと決めつけている。そういうことを性的なサービスと言うのなら、男性カメラマンが若い女性を撮影するときに、どういうポーズならば性的なサービスでないのか、映倫のPG12などの基準を示す必要がある。

 

さらに言えば、「個人撮影は名目」で、「可愛いなと思ったので、一緒に過ごしたい気持ちで」申し込んだのはあくまでカメラマン側の事情であり、中西はhttp://twpf.jp/lien6452に「撮影は基本的に1h3000円+交通費で承ってます💧」「*交通費は自宅から最寄りまでのバス220円+最寄り駅から撮影地までの往復分になります/初回は出来るだけ屋外での撮影でお願いしてます!/スタジオ、レンタルルームなどの個室は回数を重ねたうえでお願いしたいです🤲/過度な露出はNGです🙅‍♀️」と記し、それに従ってこのカメラマンは1時間3000円を支払って、初回はカフェとゲームセンターと焼肉屋、2回目はレストランとカラオケに行った際、彼にとって撮影は名目でデートしたかったにしろ、中西にとってはあくまで被写体モデルとして契約に従って仕事をしていたにすぎず、撮影は名目で本当は好きだから付き合ってほしいと言われれば、デート時間分返金して申し出に応じるか、契約違反として即帰るかの二者択一だったはずだ。


このカメラマンは写真を趣味とする人なら普通持っている一眼レフを持っておらず、スマホで撮影しており、このことをもって客観的に「個人撮影は名目」で金銭を対価とするデート=パパ活の疑惑は否定できないと文春は言いたいかのようだ。

 

しかし、2019年秋にiPhone11が発売されると、それと一眼レフの優劣がさかんに議論され、プロカメラマンのなかにも、総合的にみてiPhone11のほうが優れているので、どちらかを買うとすればiPhone11だとする人もいる(現デザイナーで元フォトグラファーのオザワ「【買うならどっち?】一眼レフ VS iPhone11 進化したスマホカメラは一眼レフを超えるのか!?」)。

 

2007年12月には東京芸大、ソフトバンクグループと電通などが携帯で撮影した映画を上映する「ポケットフィルム・フェスティバル」を開催しているし、携帯のカメラがまだそれほど高性能ではなかったころから映画撮影に携帯を使用したゴダールは「2011年には、英紙ガーディアンのインタビューに応じ、「映画は終わりだ」との見方を示し、「携帯電話の登場により、今は全ての人が監督になった」と語った。」映画監督ですら携帯カメラを扱えるすべての人に開かれたのだから、1眼レフと対抗可能な高性能カメラを内蔵したiPhone11以降のスマホを使ったことを理由に「個人撮影は名目」などと客観的に評価することなどできはしない。

 

携帯が普及して以降、日常的で自然なスナップショットや動画をとるには手軽な携帯のほうが優れており、このカメラマンは食事やカラオケという、携帯のほうがよい作品を撮影できる可能性が高いシチュエーションを設定しているので、中西は「個人撮影は名目」などとは夢にも思わなかったはずだ。

 

文春記事は「乃木坂運営事務所に、中西が個人撮影会などの対価として金銭を受け取っていたことについて事実確認を求めたが、期日までに回答はなかった。」としているのも、何を問題にしたいのかわからない。個人撮影は名目で実態は金銭を対価とするデートだったのではないかと言いたいのだとすれば、中西が契約のさい提示した撮影条件を満たしていれば仕事ではなくてデートだと言うことはできない。また、モデルが性被害に合わないように行き届いた配慮をしているコットン撮影会のモデル募集では「中学生や高校生、大学生、専門生、フリーターさんなど大歓迎です*゜」「■応募資格・未経験者:16歳~24歳まで・経験者:16歳~27歳まで」としており、被写体モデルをしていたころの中西は17〜18歳で応募資格を満たしており、法的に何の問題もない。

 

18歳未満にはできない、金銭を対価とする何らかの性的サービスだという暗黙の前提のもとで、文春は運営に質問した疑いが濃厚であり、どう回答しても揚げ足を取られかねないと運営は警戒して回答を留保したのではなかろうか?

 

そして、実際に出てきた文春記事は、以上で見てきたように、パパ活疑惑を煽るようなもので、中西、当事者カメラマン、乃木坂運営いずれにとっても名誉毀損の要件を満たすと言えるのではなかろうか?

 

C 

中西がツイッターの裏垢でパパ活募集やパンツ売りをしていたということは、被写体モデルとして使うアカウントを登録した直後に投稿即削除したので、ありえない。パパ活募集やパンツ売りをするためには、被写体モデル用のアカウトとは別に裏垢を登録し、そこで取引が成立するまでそれらのツイートを公開しておかなければならないからだ。

 

中西自身の認識では、被写体モデルとして使うために登録したばかりの@lien6452アカウントに投稿してすぐ削除したツイートを誰かが見るということはありえなかったはずだ。したがって、彼女はパパ活募集やパンツ売り以外の目的で行っていたはずであり、東京芸大の現代芸術表現科や女子美大のアート・デザイン表現学科 メディア表現領域のような、インターネット・SNSも含むメディア横断型表現を追求する領域を志望していたらしい(高3の秋には一時理系を志望し、受験科目に数学を新たに加えていた)ので、受験を念頭に置いた作品作りをした上で、画像や映像についての経験を深めて小論文や面接に活かそうと被写体モデルをはじめたという風に、高3受験生にとって最も切実な課題として、@lien6452におけるツイートを一貫して理解できる。詳しくは中西アルノのパパ活パンツ売りツイートは受験用作品を参照のこと。

 

なお、投稿即削除したツイートがツイッターに載ると同時にインターネットアーカイブにbotされて記録が残るなどということは、Internet Archiveに詳しいごく少数の人しか知らなかったこと(Internet Archiveがツイートを系統的に収集するようになったのは、2019年度後半ころからのようだ)なので、中西が知っていたとは思えない。第一志望だったらしい東京芸大現代芸術表現科は志願者に個人資料ファイルを提出させており、その内容(2014年度だが、2021年度も大差なかっただろう)は

https://www.geidai.ac.jp/wp-content/uploads/2014/09/5870d33b5b7d5213aae718cdf7941af8.pdf、スライド16)なので、③に中西は@lien6452の最初の三つのツイートのスクリーンショットをA4印刷したものや被写体活動の内容を載せたのではなかろうか?そのため、それらのツイートが拡散されたとき、受験用資料として提出していたものを東京芸大など志願先大学の入試関係者が漏洩したのではないかと彼女は疑ったのではないかと思われるが、そのことを公言すれば、複数の大学の入試にかかわる極秘資料漏洩疑惑という大事件になり、在学校の教員を巻き込むかもしれないため、そのような告発はやめて「当時使用していた募集用のSNSアカウントで、私が投稿しているように見えるわいせつな画像や、そういった発言は断じて私のものではありません」と述べたのではなかろうか。登録即削除したのでツイートそのものは誰も見ていないという前提のもとでは、それは真実だ。

 

D 

毒舌ツイートが多いとされるのは、@r4imkアカウントであるが、毒舌とされる表現の大部分は、個々のツイートを前後の文脈や背景、問題とされる文言の出所を無視してそれだけ切り出して恣意的な解釈を加えたものであり、本来の意味をとりちがえたり捻じ曲げた捏造と言わざるを得ない。詳しくは、

中西アルノ、文学と芸術に目醒めた頃

中西アルノの初恋

若きアルノの悩み

中西アルノの歩いた跡 2020年10月後半〜年末

中西アルノの歩いた跡 受験〜大学入学 2021/1〜4/8

中西アルノの歩いた跡 大学1年〜乃木坂合格

を参照のこと。

 

まとめのまとめ

中西のツイートを網羅的に検討した印象としては、AKB史上稀に見る優れた才能を持っていた竹内美宥や、歌唱力ではAKB史上ダントツだった矢作萌夏が見え透いた嘘を暴かれた(竹内のツムツム疑惑、矢作の同級生との交際写真疑惑)ため伸び悩んだのと比べて、中西は重大な嘘をつくことはなく、逆に、常識的な人なら二の足を踏むようなことまで正直に言うことが少なからずある。そのため、それだけを取り出すと毒舌と誤解されることもあるし、たとえば

 

このようなことを書くのは、従来の乃木坂の清楚でお上品なイメージと折り合いが悪いのは確かで、いままでの乃木坂のイメージを壊すと旧守派ファンが反発したことが、根も葉もない誹謗中傷の根っこにアルノだろう。

 

しかし、清楚でお上品という従来の乃木坂イメージが気に食わず、中西にはぶりっ子的な裏表がなく、裏の裏まで可愛くて魅力的だと感じる人も多いのではなかろうか?

 

多人数アイドルグループの草分けであるAKBグループは、小嶋陽菜と結婚して第2回総選挙で1位になった大島優子、文春砲で太宰府に左遷されたのを逆手にとって総選挙常勝体制を築いた指原莉乃や、BL好きの腐女子であると、あっさり公言した山本彩をはじめとして、そういうメンバーが主力となり、イメージとしては公立高校(出身)の可愛い子が典型とされたのに対して、乃木坂は私立名門女子高のお上品な美人イメージで差別化してきた。

 

共立女子高に適応できず立志に転校した中西には、お高い乃木坂イメージにも合わないところがあり、運営はそれを評価して新しい可能性を見出したが、乃木坂ファンの多数派(大部分は男性)は反発して、真偽を確認せぬまま、匿名のSNSで大量の流言飛語を浴びせるという犯罪的な暴挙に出てしまい、まとめニュースサイトも真偽の曖昧な表現を多用してそれを拡散させてしまった。