以下は私の私的な見解です。


大きく分けて2つのタイプに分かれます。


1.確実に1から積み上げて最後まできっちりやる人。

このタイプの人は時間が無ければ終わらないことがしばしばある。


2.大枠をとらえながらとりあえず抜けがある状態で仕上げて、時間に余裕があれば抜けを埋めていく。

このタイプのひとは時間が無ければないなりに、時間内に終わらす(?)ことが出来る。


どちらが優秀でしょうかと聞かれれば、私は「2のタイプ」と答えます。

優秀というのはあくまでそのプロジェクト責任者からの視点です。


でも上記の2つのタイプはどうも性格で決まってしまうようで

1のタイプの人に2のタイプの様な仕事をしてもらおうとしてもうまくいきません。


1は職人タイプ(頑固者でマイペースを崩さないし、崩すと全てのバランスが保てなくなる)

2は経営者タイプ(多少不備があっても仕事を提出する事を第一とし、仕事を回すことを第一と考える)

と分析しています。


期限が長い、又は決まっていない仕事であれば1のタイプの人

期限が比較的に短く、仕事量が読めない仕事であれば2のタイプの人が向いていると思います。


お客さんが求める人間になれば、いろんな場面で仕事をリードできます。

リードする=余裕が生まれる

そんな社会人になりたいです。

はぁ?何それ?と思うかもしれません。

確かにそんな言葉ありません。


設備設計が意匠設計に合わせる下請業務を抜け出すには2つの道があると考えています。


一つは省エネルギーの提案とその設計・監理

新築や既存のビルや工場の省エネルギーをコンサルティングし、その実施設計から現場監理までする。


二つ目は設備系コンペに応募し、採用されその名を世間に轟かし、設備建築家として認めてもらう。

コンセプトが設備よりの時に主役になれる。


両方とも設備設計事務所に実際いる人にとっては雲をつかむような話かもしれません。


しかし、いつまでも脇役の設備設計者では先が見えています。

時代は省エネまっしぐら!

設備設計が反撃の狼煙を揚げる時が来たということです。


↓最近設計監理している物件で付いた太陽光発電パネル。枚数が結構あったのでかなりの迫力でした、


CO2のブログ-太陽光発電パネル

最近本当に悩みます。(私は次期2代目です)


今は知識の蓄えと設計スキルを磨くことを考えているので良いのだが

仕事をするのだから、ただ図面を描くのだけではなく儲けを出さないといけません。

会社も本人も。(社員は給料で還元してもらう)


自分一人で使える時間をずっと平均的に仕事を受注するのは無理。

そんなに都合よくお仕事いただけません。


社員を雇っても、キャドオペに計画するのは無理があるので、自分なりが計画をして指示をしないといけません。

また、計画・指示をすると自分で図面書く時間が取れない。


計画と作図の両方が出来る人って本当に少ないです。(社員を募集してもまずそんな人きません)

1から育てるもの本当に大変。


恵まれていることに、私の勤めている会社は、仕事はたくさんありますが人手が間に合っていません。

信頼する外注に頼むのも限界があります。


自分で計画出来ないまま、また大した知識もないまま5年位のペースで設計事務所を転々とする。

中途採用だとなかなか面倒見てもらえないので仕事が滞り、本人も経営者もストレスがたまる。

図面が間違いだらけ。納期に間に合わない。それを人のせいにする。

そんな人が実に多いこと。


建築設計者として最低限のこと。

それは早く自分が一人前の仕事をこなせるようになり、自立する。

そして下の人を育てる。


仕事は勤めていた自分を信用してくれる事務所からもらい、後は自分で営業して新規開拓する。


商才があり、仕事をこなせる量を超せば自分が育てた外注先に出す。


経営者本位の考え方だと思う人がいるかと思いますが、中途半端な人に多くの給料を払えません。

従業員、経営者、自立した人とそれぞれの立場で健全な報酬をもらうためには、信頼できる協力事務所のネットワーク作りが必要です。