こちら、11月に発売されたばかりの新シリーズのようです。
自分はこれまでにも この森沢先生のトレーニングはずいぶんやってきました。(当時の記事はこちら)
ただ、すでに「基本編」「シャッフル編」「シャッフル編おかわり」の3冊をそれぞれ10巡以上もやっていると、問題をちょっと見ただけで答えの英文が浮かんでしまい、本来の「瞬間英作文」を鍛えることに繋がらなくなってしまっていました。
もちろん、他の本も多数試しました。
要するに日本語ー英語の短文が大量に並んでいる本ならば瞬間英作文のトレーニングはできるはずなので、そういった教材を探すことは難しくはなかったのですが、意外にうまくいきませんでした。
理由はおそらく、野球の千本ノック?と同じで、同じ部分、例えば右のゴロなら右のゴロを何度も何度も連続・集中的にノックすることでその部分を集中的に鍛えることができると思いますが、英作文も、同じようなセンテンスで少し違う内容を集中的に行うことで、例えばある表現について鍛えることができるのだと思います。
森沢先生のシリーズは、その集中千本ノックのようなトレーニングになっているので、力が付きやすいのではないかと思います。
なので、この新シリーズは待望のシリーズでした。
そして今回のシリーズは、基本的な動詞の使い方を徹底的にマスターするための内容になっています。
基本的な動詞、つまりGetやTake、GoやGiveといった動詞になります。
英語の面白いところの一つが、これらGetやGoなどの基本的な動詞1つだけで、何十種類もの意味を表現できるところだと思います。
例えばGetは、もちろん「ポケモン ゲットだぜ!」みたいな意味の、入手するという意味が基本ではあると思いますが、現実には例えば上司に「あの資料はまだ出来んのかね?」と言われたときにI'll get the document today! (今日中に作成いたします!) というように「作る」「書き起こす」といった意味でも使いますし、I got a cold (風邪をひいてしまいました)という「病気になる」という意味でも使うと思います。
もっとも、風邪をひくのも資料を書き起こすのも、基本的にはすべて「入手」の延長なので、全く違う概念がGetという単語の中にあるわけではないと思いますが、問題は、慣れが必要だということです。
ゆっくり辞書を使いながら訳したり考えたりしている時間があるならばいいのですが、現実の会話や、文章をささっと読むといったシチュエーションでは、瞬間的な理解と作成が必要だと思います。
例えば「Get injured」といったときに「えっ、ナニナニ、まずGetは入手するという意味で、injuredはinjure(傷つける)の過去分詞だから、Get injuredはGET+過去分詞の構文だと考えられ・・そうか、怪我をしちゃったということか!」などと考えている余裕はないと思います。
したがって、自分のような英語ネイティブではない人間は、GetやTakeのように七変化する基本動詞の勘所が体に染みつくまで、それこそ千本ノックのように徹底的にトレーニングすることが英語力を高める上で非常に役に立つと思われます。
なのでこの本は、大変有益だと思います。
・・自分自身に関していえば、もう20年近くも毎日毎日まるで受験生のように英語を勉強したり仕事で英語を使ったりしてきていながら、いまだに「基本動詞の活用」という基本中の基本をやる中で新しい発見があることに もどかしさを感じたりもしますが、それでもやっぱり語学は積み重ね以外に王道はないと思いますので、コツコツと続けるしかないと思っています。